第39戦 9月28日(日) 10:00〜 江戸川病院15面 城東ベイサイドリーグ第10節 VS CLUTCH(8勝2敗1分)

TEAM TOTAL
中防トンネルズ (1)
CLUTCH

(※公式記録は4回裏まで)

中防トンネルズ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 打点 得点 盗塁 失策
渡邊 昌一 8 死 球   死 球 四球@    
  齋藤 能之 PH           三ゴ失
2 坂内 智洋 4 右飛安   四 球 中2B   四 球
3 惠谷 譲司 5 三ゴロ   三ゴロ 左ゴ安    
  木本健太郎 PH           左 飛
4 新川 典幸 2 四 球   中3A 死 球   一ゴロ
5 武田 大 6 投 飛     四 球 見三振  
6 黒瀬 亮太 9   空三振   左ゴ安 左 飛  
7 堀本 直輝 1   一 飛   遊ゴ失 投ゴロ  
8 小川 悦哉 3   一 直   投安@   見三振
9 阿相 朋樹 DH     空三振 四 球    
  古澤 康雄 PH           左ゴ安
DF 田原 一鳴 7            

勝敗 投 手 投球回 打 者 被安打 被本塁打 与四球 与死球 失 点 奪三振
堀本 直輝 4回 15

CLUTCH  
名 前 1回 2回 3回 4回 打点 得点 盗塁 失策
渡部 8 四 球   空三振  
吉田 7-1 投ゴロ   三ゴ失  
小松原 3-7 中犠@   見三振  
村田 1-9 捕 飛     二 飛
5   捕 飛   投 飛
渡辺 4   四 球   遊 飛
羽龍 6   空三振    
高橋 2     捕 飛  
平井 9     中飛安  
  五十嵐 3        

勝敗 投 手 投球回 打 者 被安打 被本塁打 与四球 与死球 失 点 奪三振
村田 3回 22
  吉田 2回


寸評:「城東ベイサイドリーグ全勝で1位通過!」



城東ベイサイドリーグ(JBL)最終節、クラッチさんとの一戦。
中防はここまで9連勝で既に優勝を決めているが、全勝で優勝に花を添えたいところだ。
対するは、毎年安定した実力を誇る強豪クラッチさん。
クラッチさんはここまでJBL5勝と、プレーオフ圏内に付けている。

中防の先攻で試合が始まる。
相手先発投手は、初対戦の村田投手。
右上手から、伸びのある直球を投げ込む本格派投手だ。
先頭の渡辺が、幸先良く死球で出塁すると、すかさず盗塁を決め、無死二塁のチャンスを作る。
しかし、ここで二走渡辺は、二塁牽制で刺されてしまう。
その後にも走者を出すものの、再び走塁ミスなどもあり、初回は無得点に終わる。

中防の先発はエース堀本。
堀本は、ここまでリーグ戦9勝と抜群の安定感を誇っているが、本日は不安定な立ち上がり。
相手先頭打者をストレートの四球で出塁を許すと、一塁牽制が悪送球となり、走者を二塁まで進められてしまう。
その後、一死三塁から、三番打者に中堅へ深々と飛球を打ち上げられ、犠飛で1点の先制を許す。

早めに反撃したい中防だが、二回表は、簡単に三者凡退で退けられる。

我慢の中防にチャンスが訪れたのは三回表。
一死から一番渡辺、二番坂内が連続四死球でチャンスを作る。
その後、二死二三塁とチャンスを広げ、迎えるは四番新川。
フルカウントから振り抜いたライナー性の打球は、中堅手の頭を越え、二者が生還。
打者走者の新川も本塁を狙うが、惜しくもタッチアウト。
しかし、この回、逆転に成功する。

続く四回表も、六番黒瀬の安打などでチャンスを作ると、相手失策、八番小川のスクイズなどで加点する。
極め付けは、二番坂内の満塁の走者を一掃する二塁打が飛び出し、この回大量7点を奪い、一気に試合を決める。

二回以降、立ち直った堀本が、走者を出しながらも無失点ピッチングで試合を締める。

暫定の五回表にも1点を奪うが、リーグ規定により四回に遡り、9−1で中防が勝利。
JBL全勝優勝を決めた。

先発堀本は、中盤から立ち直り、クラッチ打線を僅か1安打に封じた。
堀本の好投もあったが、この試合は、攻撃陣を評価すべきだろう。
逆転の三塁打を放った新川、貴重な追加点のスクイズを決めた小川、ダメ押し打の坂内など、上位から下位まで打線が機能した。

一方で、初回の走塁ミスは、序盤の試合の流れを相手に渡してしまった、反省すべき点だろう。
渡辺の牽制死は論外として、その後の二走坂内が三本間で挟まれタッチアウトとなったプレーも地味に痛い。
結果的に三本間で粘った末、打者走者の恵谷が二塁まで到達し、同じ場面を作ることができた。
しかしながら、“流れ”という意味で痛いプレーである。
正攻法で作った二死二塁と、ドタバタして結果的に作れた二死二塁は、同じ二死二塁でも全く違うものなのだ。
結局、流れの悪い二死二塁という場面で迎えた四番新川は凡退し、無得点に終わった。
これが、もし成功法で作った二死二塁だったならば、新川にタイムリーが出ていたかもしれない。
野球とはそういうものだ。

また、ここ2試合、序盤に先制を許して追う展開になっている。
序盤の失点を防ぐ、試合の入り方、気持ちの入れ方を見直す必要があるだろう。
まさに「勝って兜の緒を締めよ」
プレーオフ決勝に向けて、もう一度、プレー、気持ち共に仕切り直して挑みたい。

何はともあれ、JBL10戦全勝での優勝を決めた。
筆者の記憶では、JBLでの全勝優勝は、リーグ創設以来、初めての快挙と思われる。
中でも10試合で4失点という、ディフェンス面での抜群の安定感は評価すべき点だろう。
10試合全ての試合で先発・完投した堀本は、まさに大車輪の活躍だった。

次は、今季の集大成となるプレーオフ決勝の舞台。
どのチームが勝ち上がってきても、いつもの中防野球を展開し、総合優勝を目指したい。

(筆:キャップ)

MVPポイント
新川 典幸 ★★ 試合をひっくり返す2点三塁打
坂内 智洋 ★★ 走者一掃の2塁打
小川 悦哉 貴重な得点となるスクイズ安打
堀本 直輝 バースデー勝利(おめでとうと誰からも言われず。。。)

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