第3戦 3月9日(日) 10:00〜 夢の島10面 城東BSL第1節 VS ワンダーウルフ(9勝11敗1分)

TEAM TOTAL
中防トンネルズ
ワンダーウルフ

中防トンネルズ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 打点 得点 盗塁 失策
堀本 直輝 1 四 球   死 球   二 飛   遊ゴロ
坂内 智洋 6 捕犠打   遊ゴ失   中飛安    
木本健太郎 5 中犠@   空三振   一 飛    
新川 典幸 9-4 一 飛     右ゴ安   三ゴ安  
松田 健 7   四 球   捕 飛   投犠打  
町田 知哉 2   中 飛   見三振   四 球  
小川 悦哉 3   空三振   四 球   投 直  
田原 和明 4   空三振   見三振      
  渡邊 昌一 PH-9             中 飛
齋藤 能之 8     二ゴロ   空三振   空三振

勝敗 投 手 投球回 打 者 被安打 被本塁打 与四球 与死球 失 点 奪三振
堀本 直輝 7回 22

ワンダーウルフ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 打点 得点 盗塁 失策
中村 8 遊 飛     空三振   右直安  
染谷 5 二 飛     一ゴロ      
  上原 PH‐3             空三振
一色 2 投 飛     二飛安     遊ゴロ
山口 1   遊 飛   三ゴロ     三 飛
石塚 9   投 飛     二ゴロ    
稲川 6   空三振          
  廣谷 6         投 飛    
3     投ゴロ   二 飛    
  大森 3-5              
山田 4-7     中 飛     二ゴロ  
竹内 7     左 直     三ゴロ  
  金井 4              

勝敗 投 手 投球回 打 者 被安打 被本塁打 与四球 与死球 失 点 奪三振
山口 7回 28


寸評:「最高のスタート」



城東ベイサイドリーグ(以下「JBL」)の開幕戦、ワンダーウルフ(以下「ワンウル」)さんとの一戦。
中防にとっての初戦のみならず、悪天候による中止が続いたこともあり、JBLにとっても開幕戦となる。

ワンウルさんは、云わずと知れたJBLの強豪チーム。
リーグ発足以来10年間、全てのシーズンでプレーオフに進出している。
昨シーズンの中防との対戦は、リーグ戦では4−5で敗戦するも、プレーオフでは6−1で勝利している。
強力で苦手としている相手に変わりないが、直近の対戦では完勝しており、良いイメージを持って挑みたい。

試合は、中防の先攻でプレーボール。
初回、一番堀本が四球で出塁すると、牽制悪送球で二進し、無死二塁のチャンスを作る。
続く二番坂内の送りバントで一死三塁とすると、三番木本がセンターへライナー性の当たりを放つ。
相手強肩中堅手からのバックホームが返ってきてタイミングはアウトかと思われたが、送球が捕手の手前で大きくバウンドし、幸運にも三走堀本が生還。
中防は、初回に大きな1点を先制することに成功した。

中防の先発は堀本。
堀本のストレートが冴えていたからか、今季初戦のワンウル打線の調整不足からか、序盤は内野フライが目立った。
そんなラッキーが続いたこともあり、スイスイと3回までパーフェクトピッチング。

4回裏、二死から相手三番打者に安打を浴び、初めての出塁を許すと、二盗で得点圏まで進められる。
ここで強打の相手四番打者を迎えるも、三ゴロに打ち取り無失点に抑える。

中防打線は2回以降、走者を得点圏に進めるも、あと一本が出せず、追加点がなかなか取れない嫌な展開。

そんな中防に、最大のチャンスが訪れたのは6回表。
先頭の四番新川が三塁強襲安打で出塁すると、相手投手の暴投で二進。
五番松田の送りバントと六番町田の四球と盗塁で、一死二三塁とチャンスを広げる。
ところが、ここで大きくリードを取っていた二走町田が、相手中堅手の二塁ベースカバーによる牽制で刺されてしまう。
続く七番小川の会心の当たりも投直となり、中防は大きなチャンスで無得点に終わる。

このような嫌な流れさえも払拭するほど、今日の堀本の調子は良かった。
6回、7回と相手打線を3人ずつで片付け、このまま1−0で逃げ切った。

いわゆる“スミイチ”。
投手戦を制する形で、JBLの初戦を幸先良く勝利で飾った。

勝利の立役者は、何といっても投手堀本。
7回を被安打2、無四球完封の、ほぼ完ぺきな投球だった。
所々でボールが先行する場面もあったが、テンポの良さから守備にも良いリズムをもたらした。

一方、攻撃面ではまだまだ課題が残った。
1回から6回まで毎回、得点圏まで走者を進めるも、あと一本が出せなかった。
チャンスで一本が出るか出ないかで、試合の展開が大きく変わる。
再三伝えているように、チャンスで打席を迎えた打者は、最後のチャンスと考え、最大限の集中力を持って挑んでもらいたい。

また、無死又は一死一塁の場面での攻め方にも引き続き課題が残った。
今日の様な簡単に盗塁が出来ない場合においては、走者、打者の両方に工夫が欲しい。
走者は、大きなリードを取って牽制を誘うなど、投手に気を遣わせる働きをすること。
全て頭から帰塁する気概が欲しい。

打者は、どうしたら二塁に走者を進められるかを考えて欲しい。
セーフティバント、プッシュバント、ドラッグバント、右打ち、エンドラン・・・
盗塁以外にも色々な戦術があるが、頭の中にこれらの選択肢を幾つ持てるか。
強いチームほどこうした選択肢を持てる選手が多い。

それと、6回表に二走町田が牽制で刺された場面。
走者町田もサインを見る際に、ベースに付いておくことが基本だ。
それより何より、一塁ベースコーチャーの役割の重要性を説きたい。
走者が居るときは、走者とその周囲の状況から目を離してならない。
二遊間の動き、投手の動きは勿論、外野手のポジショニングまで把握しておかなければならない。
特に、ワンウルさんの様な強豪チームは、一瞬の隙を狙ってくる。
この様なミスは、流れを一瞬のうちに失いかねないプレーである。
今回を教訓にし、今後はコーチャーを含めて、ベンチ全体で防いでいきたい。

何はともあれ、初戦を勝利という最高の形でスタートを切れた。
昨シーズンの悔しさをバネに1試合1試合を大切に戦っていきたい。

(筆:キャップ)

MVPポイント
堀本 直輝 ★★★ 無四球完封・チーム唯一の得点
木本健太郎 初回の犠牲フライが決勝点に!
新川 典幸 広角に2安打で4番の貫録!

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