第42戦 12月2日(日) 11:00〜 市川橋11面 草魂カップ決勝 VS 鍛鷹綻(1勝0敗0分)
TEAM TOTAL
鍛鷹綻
中防トンネルズ 2x
中防トンネルズ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 打点 得点 盗塁 失策
渡邊 昌一 8 四 球   空三振     空三振  
坂内 智洋 4 空三振     右飛失   遊ゴロ  
堀本 直輝 1-7 二 飛     投 飛     右ゴ安
小川 悦哉 3 空三振     見三振     投犠野
松田 健 5   空三振   投 飛     四 球
惠谷 譲司 2   空三振     捕邪飛   四球@
田原 和明 6   中 直     投 飛   空三振
田原 一鳴 9     空三振        
  藤本 卓人 H         空三振    
  齋藤 能之 9              
  阿相 朋樹 H             投ゴロ
古澤 康雄 7     右飛安     空三振  
  木本健太郎 1             左安@
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
  堀本 直輝 6回 22
木本健太郎 1回
鍛鷹綻  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 7回 打点 得点 盗塁 失策
渡辺 8 中 飛   四 球     四 球  
杉本勝 9-4 空三振   捕ゴ併     投犠打  
横道 6 一邪飛   三ゴロ     投ゴロ  
鈴木 5   三邪飛   投 飛   三邪飛  
加藤 1   左 飛   二ゴロ     右 飛
有賀 7   三ゴロ   遊 飛     左ゴ安
伊藤 3     四 球   三ゴロ    
  土橋 H3             遊ゴロ
松澤 9     投犠失   遊ゴロ   左ゴ安
  和田 R4              
松橋 2     右安@   四 球   二ゴロ
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
加藤 6回 2/3 27 11

寸評:「草魂カップ ファイナル」


この日(12月2日)は草魂カップ決勝戦、鍛鷹綻(たんたかたん)さんとの一戦。

2012年シーズンの中防は、城東リーグを4位で終え、ダウンタウンリーグは優勝を逃した。
区民大会もベスト8ということで、未だに無冠。
無冠となると苦杯をなめた2010年と同じになってしまい、隔年チームと言わざるを得ない。
また草魂カップといえば、決勝(対三茶タイガース)で惜しくも散った2008年大会を思い出す。
今シーズン最後の公式戦は、タイトル獲得(無冠で終わらない)とリベンジが懸かっている。
まさにファイナルだ。

中防は後攻、先発は堀本。
2008年大会の決勝も先発は堀本であり、今年の後半へ来て調子上げてこの舞台で先発に指名されるのは、
何かの巡り会わせか。

【戦評】
1回裏、
先頭渡邊が四球を選び幸先よく出塁する。
しかし、後続の坂内、堀本、小川は完璧に抑え込まれ無得点。
スコア0-0

3回表、
立ち上がりをテンポよく投げていた堀本であったが、先頭に四球を与える。
続く打者の送りバント処理にミスが生じ、無死一三塁の大ピンチを迎えると、
次打者に一二塁間を抜くタイムリーヒット浴び、先制点を許す。
なお四球で無死満塁という大ピンチの場面であったが、次打者のキャッチャーゴロを、
恵谷が好判断によるホームベースを踏んで3塁送球という処理でダブルプレーを決める。
一気に楽になると後続を抑え、この回を1失点で切り抜ける。
スコア0-1

3回裏、
フルサーアニキ(#13)が太陽の向きを巧みに計算した実力ヒット(長いな…)で出塁。
しかし、盗塁(エンドラン)失敗によりチャンスを逃してしまう。
スコア0-1。

4回裏、
先頭坂内がライトのエラーで出塁するも、クリーンアップがしょっぱく無得点。
スコア0-1。

5回表、
二死から四球でランナーを出すも、恵谷が盗塁刺殺で切り抜ける。
スコア0-1。

6回表、
先頭に四球を与え嫌な空気となりつつも、堀本が粘って無得点。
スコア0-1。

7回表、
投手を木本にスイッチ。
2本のヒットで二死一二塁のピンチを迎えるも粘って無得点。
スコア0-1。

7回裏、
スコア0-1のままラストの攻撃へ。
先頭堀本がライト前で出塁し優勝への望みをつなぐと、4番小川が送りバント。
これをなんと相手投手が2塁へフィルダースチョイスで、無死一二塁の大チャンス。
5番炊ける(#0)は当然送りバントの構えであったが、投手が制球を乱し四球を選んで
無死満塁とチャンス拡大。
6番恵谷は、ここでも相手投手が制球定まらずに押出し四球を選び、とうとう同点に追いつく。
なおも一打サヨナラの場面であったが相手が立ち直りを見せ、8番田原、代打阿相は倒れる。
二死満塁となると、9番打者は前の守りからマウンドに上がっていた木本。
カウントツースリーで迎えた7球目、放った打球はレフト前へ・・・・・ヒット!!
三塁走者が生還し、サヨナラ勝ちで草魂カップ優勝の栄冠を手にした!


【投手】
先発堀本は、6回を1安打、4四球、1奪三振の1失点。
まずまずの投球でしっかりゲームを作った。
4四球であるが、そんなに出していないような感覚があるので、比較的テンポは良かったのだろう。
また1奪三振ということで、筆者は理由を把握できていないが、
結果を見れば打たせて取る投球であったことが言える。
課題はフィールディング。
リリーフした木本は、1回を2安打、無四球で無失点。
スコアブックを見たところ、投じた14球が全てストライク。
「打たれるのはOK」の典型例であろう。

【攻撃面】
≪GOOD≫
●木本、サヨナラヒット(7回裏二死満塁)
あの場面でよく決めた!

≪課題≫
●盗塁敢行(1回表、一死&二死一塁)
遅くとも、一死で3番堀本の打席の2ストライク2ボールか2ストライク3ボールあたりで
スタートを切らないとね。
たしか二死4番小川の2ストライク2ボールで
切ったのが最初だったと思うけど。
牽制球をしたがらない左投手だったのでギャンブルめで敢行すべき場面。

●エンドラン失敗(3回表、一死一塁)
筆者は見ていなかったのだが、空振りするボールではなかったとのこと。

●三振11個、内野フライ5個
当てることすら難しい速球を持っている投手でない以上、2順目以降の三振は問題である。
つまり6個は余分に多い。
内野フライに関しては、ボールの上を叩く意識とかは当然必要なのだけど、
結局は「日々の鍛錬が必要である」というところへ行き着くのかなと。

【守備面】
≪GOOD≫
●キャッチャー恵谷、好判断(3回表、無死満塁)
マウンドとホームの間に上がった小フライがバウンドして戻って来るのを計算に入れて
ホームベースで捕球、すぐさま三塁へ送球しダブルプレー成立。

●ショート田原(5回表、一死走者なし)
難しい打球を処理。送球はあんまり良くなかったが。。

●キャッチャー恵谷、盗塁刺殺(5回表、二死一塁)
一連の動作が素早く、そしてナイスボール。

●セカンド坂内(6回表、二死一二塁)
横の打球を正面まで回り込み送球。局面も厳しい状況でのプレー。
普通かな。これを褒めたらキャプテンに失礼かな。

≪課題≫
●バント処理ミス、フィールディング(3回表、無死一塁&6回表、一死二塁)
ダイヤモンドの内側に速いボールを投げよう。

●一塁の人(3回表、無死一三塁)
誰もつっこまないけど、あれは取れた。
痩せても横の動きのキレがないなー。
炊ける(#0)のこと、あんまり言えない。
たくさんノックを受ける必要あり。


【総評】
草魂カップ初優勝!
2008年のリベンジを果たし、今季無冠を回避した。
優勝のメリットのうちの1つは、来季への活力になるということ。
デメリットは、無冠で終わらなかった安堵感から危機感を失ってしまう「可能性」があることだ。
(あくまでも可能性である・・・)
今季を振り返ってみて皆どう感じているだろう。
この優勝で報われた。
しかし、今季は昨季よりも劣った結果に終わったのではないだろうか。
筆者はそう思っている。
つまり、来季の中防はこの優勝をパワーの源とし、“危機感を忘れず”城東リーグとDTLの奪還、
草魂連覇、区民大会ベスト4(?)あたりを目指し、今季のみならず2011年シーズンを上回るシーズンにするように
頑張らなければならないかと。

最後に、鍛鷹綻(たんたかたん)さんは良いチームでしたね。
若いのにマナーの悪さは全く無く、技術が高く、アップもしっかりやっていた。
アップは個人に任せながら、きっちり行うのが理想だと思う。
しかし、今の中防では少し難しいかな。


(記:OG@W@X)

 

MVPポイント

木本健太郎★★★(おいしい所を全て持って行った!勝ち投手&決勝タイムリーヒット!!)
堀本 直輝★★(6回1失点の好投と反撃の口火を切るライト前ヒット)
惠谷 譲司★★(良く選んだ押し出し四球で同点)
松田  健(揺さぶりつつ四球を選びチャンス拡大)

2012年戦績に戻る

1