第40戦 11月11日(日) 8:00〜 亀戸B面 城東BSLプレーオフ1stステージ VS CLUTCH(5勝2敗1分)
TEAM TOTAL
CLUTCH  
中防トンネルズ 1x  
(※大会規定により、引き分けはリーグ戦上位の中防が勝ち上がり)
中防トンネルズ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打点 得点 盗塁 失策
藤本 卓人 6 三ゴロ   一ゴロ      
  惠谷 譲司 1         三ゴロ  
田原 和明 5 投ゴロ   中飛失   空三振  
坂内 智洋 4 見三振   中 直     三ゴロ
小川 悦哉 3   空三振   空三振   四 球
堀本 直輝 9-7   中直安   四 球   右直安
町田 知哉 2   中 飛   三ゴ失   四 球
木本健太郎 1-6   中安@   三ゴロ    
  松田  健 PH           投ゴ失
古澤 康雄 7   空三振        
  阿相 朋樹 PH-9       一ゴロ    
齋藤 能之 8     空三振      
  渡邊 昌一 PH-8         投ゴロ  
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
  木本健太郎 3回 1/3 18
  惠谷 譲司 2回 2/3 11
CLUTCH  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打点 得点 盗塁 失策
渡部 光国 8 遊ゴ失 左 飛   遊ゴ安   投ゴロ
吉田 勝 7 捕犠打   投ゴロ 空三振   見三振
渡辺 一也 4 中安@   四 球 遊 飛    
森 堅治 5 遊ゴロ   投ゴロ   三 飛  
小松原隆均 1 三ゴロ   死 球   投ゴ安  
岡田 拓 9   二ゴロ 四 球   右飛安  
遊佐 和成 3   左飛安 二ゴロ   中 飛  
森 裕士 6   遊ゴ失   遊ゴロ    
  村田 守 PH-6         左 飛  
高橋 健 2   捕犠打   中ゴ安   遊ゴロ
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
  小松原隆均 5回 1/3 25

寸評:「城東ベイサイドリーグプレーオフ一回戦」


今年の集大成、城東ベイサイドリーグのプレーオフの一回戦。
今季リーグ戦4位の中防は、トーナメントの一番下から、4つ勝たないと優勝には辿り着けない。
金曜日の決起集会などを経て、各自最高の調整を行って臨んだ一戦。
緊張するのが当たり前、ガチガチに緊張した中で、いかに実力を出し切るか、中防の真価が問われる。

先発マウンドには木本が上がる。
先頭打者の遊撃正面の強い打球を、遊撃手藤本がはじき、いきなり出塁を許す。
その後、犠打と三盗で一死三塁から、三番打者にタイムリーを浴び初回に先制点を与えてしまう。

初回裏の中防の攻撃は、敢え無く三者凡退で終わる。

二回表、一死から安打、失策、犠打で二死二三塁のピンチを招くも、木本が踏ん張り何とか無失点で切り抜ける。

二回裏、一死から五番堀本が安打で出塁し、盗塁を決め二死二塁のチャンスを作ると、七番木本が中堅へしぶとくタイムリー、同点に追いつく。

三回表、一死から四死球で二死一三塁のピンチを招くと、相手重盗に守備が乱れて失点。重たい重たい2失点目を喫する。

三回裏、二死から失策の走者を出すものの、後続が倒れて無得点。

四回表、一死から九番打者に安打を許したところで、投手を木本から恵谷にスイッチ。
代わった恵谷は連打を許すも、その後の二者をきっちりと打ち取り、味方の援護を待つ。

四回裏、五番堀本が一死から出塁し、すかさず盗塁を決め、その後失策などで二死一二塁のチャンスを作るも、代打阿相が倒れて得点ならず。

五回表、一死からUFO内野安打と、高々と右翼手阿相を襲った安打など不運な形でピンチを招くも、ここも恵谷が踏ん張り無失点。

五回裏と六回表は、互いに三者凡退で終わり、時間の関係で最終回となる六回裏を迎える。

追い込まれた中防は、一死から四番小川が四球で出塁すると、好調五番堀本がライト線に打球を運び、一走小川が一気に三塁を陥れ、一死一三塁のチャンスを作る。
次打者敬遠で、一死満塁となり、打席にはこの試合途中出場の松田。
追い込まれてからの3球目、スクイズを敢行。
打球は投手正面に転がりタイミングは微妙であったが、投手からの本塁送球が暴投となり、三走小川が生還。
2−2となったこの時点で、リーグ規定により上位進出チームである中防が勝ち上がりとなった。

この試合、相手の好投手、小松原投手を打ちあぐね、なかなかチャンスを作ることができなかった。
しかし、最終回に粘った末、ようやく1点をもぎ取ることができ、4位チームとしての意地を何とか見せることができた。

この終盤の同点劇は、投手陣の踏ん張りなくして実現はなかっただろう。
先発木本は、味方のミスにも動じず四回途中まで2失点と、最低限の仕事をした。
その後を受けた恵谷は、不運な安打を浴びたものの、無四球無失点と同点への足がかりを作った。
ここ最近の投手陣の仕上がり具合は非常に頼もしい。

こうして投手陣が何とか踏ん張るものの、なかなか流れを掴むことが出来なかった要因は守備にあるだろう。
2失点は、共に失策が絡んだ。
特に三回の重盗の連携ミスは、二死を取った後の失点であり、非常に痛かった。
遊撃手藤本は、ポテンシャルは高いだけに、連携などの練習にも取り組んで成長してほしい。

また、失点には絡まなかったものの、他にも痛いミスが出た。
二回表、一死一塁からの遊ゴロで藤本からの送球を二塁手坂内が落球。
五回表、一死一塁から右翼に高々と上がった飛球を右翼手阿相が捕球できず。
いずれも、本来は二死となっていた場面で、逆に大きくピンチを広げる形となり、取り返しの付かない失点に繋がっていてもおかしくなかった。

緊張して硬くなって当然の大一番。
そんな中でも普段どおりのプレーができるか、といった点では課題が残る試合となった。
守備でリズムを作って攻撃に繋げる形を、どれだけ多くの試合で作っていけるか。
これは永遠のテーマであり、引き続きチームの課題としていきたい。

何はともあれ、苦しみながら勝利を掴み取り、プレーオフ二回戦に続く。


(筆:キャップ)

 

MVPポイント

なし

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