寸評:「ルーズベルトゲーム+2」
堀本寝坊の衝撃が冷めやらぬ中、本日2試合目の練習試合が行われた。
廣島京葉カープさんとの一戦。
相手チームさんは、チーム名の如く、まさに広島カープのユニホーム。
赤のユニホーム好きの筆者にとっては、たまらなく格好良い出で立ち。
実際に、前田智選手、菊池選手、石井琢選手、廣瀬選手などが居た(背番号だけ・・)。
猛暑の中、お互いに集中力を切らしたのか、大荒れの試合となる。
1回表、カープさんの攻撃。
二死から安打と四球で一二塁のピンチを招くと、相手五番打者の中前安打で二走が生還。
いきなり先制点を奪われてしまう。
すぐに反撃したい中防は、1回裏。
一番恵谷の安打を足掛かりに、三番坂内の二塁打、五番松田の安打などで、2点を返して逆転する。
2回表、先頭の相手七番打者の三塁打の後、失策で失点、2−2の同点とされる。
さらに3回表、失策をきっかけに、四球、内野安打などで二死満塁とされると、六番打者に左越二塁打を浴び、中継も乱れ三者生還。
この後も失策で1点を失い、この回4失点。2−6とされる。
負けられない中防は3回裏。
一死から一番恵谷が二塁打を放つと、相手投手の暴投、五番松田の内野安打、さらに代打堀本の二点タイムリーなどで、この回5得点。
7−6と逆転に成功する。
このままでは終わらない試合は、4回表。
先頭の相手九番打者に二塁打を浴びると、またまた失策が絡み失点。7−7の同点とされる。
負けじと中防は4回裏。
安打で出塁した九番伊藤を三塁に置き、一番恵谷がこの日3安打目となるタイムリーを放ち、8−7で三たび逆転に成功する。
まだまだ終わらない、最終回となる5回表のカープさんの攻撃。
二つの四死球から、タイムリー2本を浴び、9−8。ついに逆転を許してしまう。
万事休す。連勝記録もストップか、と思われた5回裏、中防の攻撃。
中防の祟りか、三連続で相手失策が出て、無死満塁のチャンスをもらう。
相手投手の暴投で三走阿相が生還し、まずは9−9の同点とする。
ここで迎えるは、過去にこの球場、同じ面でサヨナラ安打を放っている十番木本。
意気揚々と打席に入るものの、またまた相手投手の暴投があり、三走堀本がサヨナラのホームを踏む。
結局、10×−9で中防が勝利し、連勝記録を30に伸ばした。
この試合、9安打、10得点と、打線は機能した。
しかし、実に5つもの失策を犯してしまい、それがことごとく失点に繋がるという、褒められた試合ではなかった。
河川敷、猛暑という難しい環境ではあったが、守備からリズムを作る、本来の中防野球を展開できなかった。
この暑さの中、2時間ずっと集中力を保つのは至難の業。
抜くとこは抜いて、集中するところは集中する、といった感じで乗り切っていきたい。
また、相手チームの好走塁が非常に参考となった。
捕手新川も舌を巻くように、すかさず次の塁を狙う姿勢は、中防のお株を奪うものだった。
具体的には、投手のリリースポイントを見て、ショートバウンドすると判断すると、すぐにスタートを切る。
まさに中防が目指す、軌道GOが徹底されていた。
中防もこのワンランク上の走塁を、全選手が出来るようになることを目指したい。
まさに勢いか。
神がかり的な感じで、この試合も勝利し連勝記録を伸ばした。
(筆:キャップ)
|
|