第11戦 4月28日(日) 10:00〜 夢の島7面 練習試合 VS ロッキーズ(1勝0敗0分)
TEAM TOTAL
ロッキーズ
中防トンネルズ ×
中防トンネルズ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打点 得点 盗塁 失策
渡邊 昌一 9 右 飛   左直安   三ゴロ  
田原 和明 4 投ゴロ   中 飛   遊ゴロ  
坂内 智洋 6 四 球   二安@   右 飛  
小川 悦哉 3 中 飛   右飛失     三 飛
松田  健 5   中ゴ安 中 飛     四 球
阿相 朋樹 2   投ゴ安   投ゴロ   三ゴ失
堀本 直輝 1   一犠@   中 直   右飛安
伊藤 友章 9   遊ゴ@   三振逃   遊ゴロ
齋藤 能之 8   空三振   空三振    
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
堀本 直輝 7回 31

寸評:「投手よ「マウンドさばき」を磨け」



怒とうの3連戦の2戦目、世田谷区一部のロッキーズさんとの練習試合。

試合は、2回裏に松田と阿相の二つの内野安打を足がかりに作ったチャンスに堀本のスクイズ、伊藤の内野ゴロで2点を先制。
3回裏には左前安打で出塁した渡辺が足でかき回し作ったチャンスに坂内の内野安打で1点を追加。
投げては、堀本が7回、被安打4、与四死球7ながら無失点に抑える。
5安打ながら効果的に加点した中防が3−0で勝利した。

攻撃面では、序盤で少ないチャンスに確実に得点できた点は良かった。
きっちりと一発でスクイズを決めた堀本、一死三塁で確実に内野ゴロを転がした伊藤、同じく一死三塁で内野安打を放った坂内など。
一方で、3点を取った後に、追加点を取ることができなかった点は今後の課題。
セーフティーリードではない3点差、仮に相手に1点でも取られていたら、試合の流れは相手に行ってしまった可能性もある。

守備面では、無失点で守れたことは評価できる。
失策もあったが、その後のカバーなどはしっかりと出来ていた。
ただ、牽制球で誘い出した後の挟殺プレーに課題は残った。

投手堀本については、完封したものの、与四死球7と制球に課題が残った。
特に、二死を取った後の四球が三度あった。
テンポ良く三つ目のアウトが取れていれば、攻撃のリズムも変わって追加点を挙げられていたかもしれない。

野手一筋の筆者は、投手について言及することは少ないが、期待の大きい堀本に対して敢えて苦言を呈す。
いわゆる「マウンドさばき」をもっと磨いてほしい。
この「マウンドさばき」、正式な定義は良く分からないが、筆者は以下の様に捉えている。
まず、筆者が考える良い投手の条件としては、コントロール、変化球のキレ、球速など投球の基本的な部分のみならず、牽制球や守備の巧さなど周辺要素も加わる。
この“巧さ”は、技術的に巧いだけではなく、打者や走者との駆け引き、間合い、タイミングなど、頭の良さやセンスが重要だ。
後段の頭の良さやセンスが、まさに「マウンドさばき」の要素の一つと考える。
また、これらに加えて重要な要素となるのは、投手としての風格、マウンド上での立ち居振る舞いである。
マウンドに立つということは、グランド上の全ての視線が投手に集まるということである。
だからこそ、味方のミス、相手のヤジ、審判の判定など、何事にも動じてはいけない。
とにかく味方には安心感を与え、相手には弱みを見せてはいけないのである。

今回は堀本を題材とさせてもらったが、投手陣全てに言えることである。
投手は、この「マウンドさばき」を磨いてこそ、真のエースとなることができるのである。

(筆:キャップ)

MVPポイント
堀本 直輝 ★★ 先制スクイズ、7四死球ながら完封シャットアウト
松田  健 華麗なグラブさばきを連発!、2出塁
阿相 朋樹 制球と彼女の定まらない危険な投手を好リード、1安打
伊藤 友章 貴重な2点目の内野ゴロ
渡邊 昌一 好走塁、1安打

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