第5戦 3月17日(日) 10:00〜 夢の島8面 城東BSL第1節 VS 桜自転車(12勝0敗1分)
TEAM TOTAL
桜自転車
中防トンネルズ ×(3) 7(10)
(※大会公式記録は6回表まで)
中防トンネルズ  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打点 得点 盗塁 失策
惠谷 譲司 6-1 四 球 投ゴロ     左ゴ安 遊ゴロ
田原 和明 4 投ゴ失   見三振   四 球  
  渡邊 昌一 PH           三ゴ安
黒瀬 亮太 7 空三振   見三振   一ゴロ 四 球
小川 悦哉 3 投犠A   三ゴロ   遊 飛 遊ゴ失
坂内 智洋 9-6 見三振     三ゴロ 四 球 左安@
堀本 直輝 1   二 飛   遊ゴロ 三ゴ失  
  阿相 朋樹 9           見三振
町田 知哉 2   投ゴ失   四 球 四 球  
松田  健 5   投ゴロ   左本@ 中 飛  
齋藤 能之 8   遊ゴ失   遊 飛    
  濱田 雅彦 PH           空三振
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
堀本 直輝 5回 2/3 22
  惠谷 譲司 0回 1/3
桜自転車  
名 前 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打点 得点 盗塁 失策
江口 9 右 飛     遊ゴロ   遊飛失
徳富 7 見三振     中ゴ安   三ゴ失
堀川 5-4 見三振     空三振   三ゴ失
岩重 2   三ゴロ   二 飛   遊ゴロ
米田 DH   空三振     空三振 四 球
渡辺 1-5   見三振     左飛3 空三振
石田 8     投 飛   右犠@  
上野 3     空三振   二ゴロ  
菅野 6     空三振     二 飛
DF 大倉 4            
  松山 1            
勝敗 投 手 投球回数 打 者 被安打 被本塁打 四死球 失 点 奪三振
渡辺 4回 18
  松山 2回 15

寸評:「城東リーグ2013シーズン開幕」



とうとう城東リーグ2013シーズン開幕を迎えた。
今シーズンはこのリーグは10回目となる記念大会。
第1回から参加している中防トンネルズとしては、リーグ節目の記念大会となるこの2013年シーズンに
優勝を成し遂げ、リーグの歴史に名を刻み、そして2年ぶり4度目の優勝を達成し、
優勝回数単独トップに躍り出たい。
※現在、ミーティアーズさんと中防が共に3回でトップ

さて、この日(3月17日)の城東リーグ緒戦は、桜自転車さんとの一戦。
過去の対戦成績では相性は良いが、城東リーグによる試合では接戦が多くなる。
好敵を相手にしたリーグ緒戦、2013年シーズンを占う意味で重要な試合である。

中防は後攻、城東リーグ開幕投手は堀本が指名された。

【戦評】
1回裏、
先頭恵谷が四球で出塁すると、2番田原の投前の送りバントが2塁悪送球となり無死一二塁のチャンス。
その後に牽制悪送球や盗塁で一死二三塁とすると、4番小川のところでスクイズを敢行。
これが小フライな感じになるもなんとか決まり、そして二走田原も一気に生還し2点を先制する。
スコア2-0。

2回裏、
一死から7番町田がラッキーなヒット(記録な失策)で出塁すると盗塁とパスボールで一死三塁のチャンス。
ここで8番松田は、先週の試合から4打席連続となるピーゴロでランナー動けず。
トスバッティングかっ (・o・)
しかし、次打者の遊ゴロが失策となりなんとか1点を追加する。
スコア3-0。

4回裏、
二死から町田が四球で出塁すると二盗、三盗と決め、三盗時に捕手からの送球が悪送球となり、
一気に生還し追加点。
(この1点は思いのほか大きかった)
続く松田はレフトへクリーンヒットを放つと、野手の前で高くバウンドし後逸。
夜勤明けの体にムチを打って本塁まで還り、さらに1点追加。
スコア5-0。

5回表、
一死から6番打者に三塁打を浴びると、次打者にライトへの犠牲フライを打ち上げられ1点を失う。
スコア5-1。

5回裏、
恵谷のヒットと田原(和)の四球でチャンスメイクすると、一死満塁のチャンスで堀本の三ゴロが
一塁悪送球となり2点を追加。
スコア7-1。

6回表、
一死から遊飛失、三ゴロ失、盗塁で一死二三塁のピンチを迎えると、三ゴ失策とワイルドピッチで
2点を失う。
スコア7-3。

6回裏、
補欠渡邊のヒットをきっかけに盗塁を絡め、坂内のタイムリー等で3点をあげる。
スコア10-3。

6回裏終了時点で時間切れとなりゲームセット。
正式なスコアは6回表終了時に遡り、7-3というスコアで城東リーグ2013の緒戦を勝利した。


【投手】
先発堀本は、5回1/3を2安打、0四球、8奪三振の3失点(自責点1)。
無四球とコントロールが冴え、3回までパーフェクトピッチングと好投した。
また6イニングで全ての先頭打者を打ち取ることでチーム全体にリズムをもたらした。
よって6回の2失点は守備陣の責任と言うことができ、堀本は実質1失点の内容である。
唯一の反省点はワイルドピッチ時のカバーリングの遅さか。

最終回の二死から急遽で救援することになった恵谷は、最初の打者に四球を与えるも、
最後は三振で締めくくった。


【攻撃面】
(GOOD)
●小川、スクイズ成功(1回裏、一死二三塁)
このところスクイズが決まらない雰囲気であったが先制に成功。
※小フライとなりナイスバントとは言えないが、顔付近の難しい球だったので「よし」として下さい

●町田、盗塁を3つ決める(2回裏、一死一塁、4回裏、一死一塁&一死二塁)
巨漢タイプであるが走塁センスは抜群。
特に4回の二盗、三盗からの得点は大きな1点となった。

●松田、右側にゴロを転がす意識(2回裏、一死三塁)
結果4打席連続の投ゴロとなったが、投ゴロか二ゴロの紙一重の打球であった。
直前2球のファールも意識、技術ともにかなりいい感じであったことを見逃してはならないシーン。


(課題)
●凡打の内容が悪い(試合全体)
三振、内野ゴロ、内野フライ等の内容(過程を含めた結果)に不安が残った。


【守備面】
(GOOD)
●町田、好リード(試合全体)
堀本8奪三振の影には女房役(家庭では3児のパパ)の好リードがあった。
特に、追い込んだ後の決め球の選択が絶妙であったと筆者の目に映った。

(課題)
●6回表に3失策(6回表)
失策が仕方ないのとは当然であるが、投手が先頭を切った後からだっただけに痛かったかなと。
また連鎖反応は避けたかった。
リズムが崩れた時こそ自分のところにボールを呼び、「俺がリズムを立て直す!」という強い気持ちが必要。
それを全選手が持つことが助け合いの精神。



【まとめ】
ミーティングで筆者が述べたことを再度ここで伝えたい。
選手が試合全体の「流れ」を意識できているかはとても重要なこと。
この試合の「流れ」を振り返ってみよう。

1回裏に2点先制し、2回裏に1点を追加、守りでは3回表までパーフェクトと、
ここまでは上々の試合運びで完全に中防ペース。
スコア3-0、流れの比率8対2。

3回裏の攻撃で、三振、三振、三ゴロの三者凡退で中防ペースの流れに若干の異変が生じる。
スコア3-0、流れの比率7対3。

4回表、先頭を打ち取るも、次打者をヒットで出塁を許し、盗塁でスコアリンポジションに走者を背負う。
後続は抑えたものの、さらに中防ペースに揺らぎが生じる。
スコア3-0、流れの比率6対4。

4回裏、三ゴロ、遊ゴロで二死走者なし。三者凡退で終わったら「流れ」が相手に行ってしまう雰囲気。
スコア3-0、流れの比率5対5。

町田が出塁後、二盗、三盗を決め、三塁悪送球で追加点。この1点は大きい。
スコア4-0、流れの比率7対3。

松田のラッキーホームラン。
スコア5-0、流れの比率8対2。

5回表、一死三塁から犠牲フライの1失点で、後続は抑える。
スコア5-1、流れの比率7対3。

※以後は省略

こんなところであろう。
4回表から4回裏二死までの雰囲気を思い出してほしい。
声が無くなりかけ、チーム全体に油断があったのはないだろうか。
もし、4回裏が三者凡退に終わっていたら、5回表に失点し、スコアが3-1とか3-2とかになっていた可能性は高い。
そうであればもっと厳しく重い試合になっていたはずだ。
つまり、一番気を引き締めて臨む必要があった場面で気が緩んでいたということになる、と言っても過言ではない
野球のセーフティーリードは何点なのか?
一概には言えないし、っていうかどうでもいい。
間違いなく言えること、それは、
「3-0はセーフティーリードではない」ということ。
4回表裏の「流れの分岐点」を察知し、チーム全体に危機感を募らせるように行動(発信)できる選手が
多くいれば、チームはより強くなれるであろう。



城東リーグ2013の緒戦を勝利した。
3月は城東リーグ3連戦となっており、残り2試合も強豪チーム。
このリーグは全ての試合が正念場。
3戦全勝で一気に流れに乗ろう!


(記:OG@W@X)

 

MVPポイント

堀本 直輝★★(味方の守備にミスがでたが崩れる事無く見事なピッチング!8奪三振!無四球!)
惠谷 譲司★ (1番打者としての仕事十分!2出塁2得点!!強肩!)
小川 悦哉★ (初回のスクイズ成功で先制点!2打点!)
町田 知哉★ (4回2死から四球で出塁し2つの盗塁を決め相手守備の失策を誘う走塁で得点!)
松田   健★ (今シーズン、チーム初本塁打!意外に足が速い!?)

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