「すごい決断であるかどうかは、野球が職業であるか趣味であるかということです。野球を仕事としてだけ捉えていれば、今の自分に満足するでしょうから、あえて大リーグに移ってリスクを背負うのは大きな決断でしょう。でも、僕にとって野球はまだ趣味の部分が非常に大きいので、何も大きな決断ではないんです」 「僕の価値観では、野球選手というものは、投げる、捕る、打つ、走るといった能力が揃っていて、しかもズバ抜けたものでなければならない。そう考えてきました」 「すばらしい評価でも最悪の評価でも、評価は周囲がするものであって、自分自身が出した結果でも、示した方針でもない。自分の姿だけは絶対に見失ってはいけないと思っているんです」 「説明するより、進化する過程を見てもらった方がもっと説得力ありますよ」 「自分にとって必要なことには、黙々と取り組みたい」 「ヒットを打ち、活躍することが基盤になるんですが、チームの一員になるためには、尊敬や友情など、プラスアルファが必要です」 「一番打者である僕がどれだけヒットを打ったかということと共に、その後、どうやってホームに還ってきたかということが重要なんですね」 「あのゲームの時の興奮が、メジャーリーグへの気持ちの転換点であったことは事実だと思います。はっきりと、単なる憧れから確固たる目標に変わっていきました」 「大リーグでは、初球から絶対に打ちにいくという意志表示があるんです。相手に振らされているんじゃなく、自分主導でバットを振っていく。これに驚かされましたね」 「苦しくて何度も崩れ落ちそうになっていた。これが、精神的な苦痛や心の落ち込みだけだったら、セルフコントロールもできる。しかし、僕が苦しんでいたのは、打撃における技術でしたから、気持を切り替えるだけでは解決策が見つからない」 「試行錯誤の時期はあったけれど、再び明かりが灯らないトンネルの暗闇に、閉じこめられるようなことはもうないです」 「打撃は、ものすごく高度なテクニックを積み重ねていくわけで、全スポーツの中でも、かなりハイレベルな身体能力と技術を要すると思うんです。自分が、ちょっとズレを感じれば、10割のうち、3割を打つことも難しい。10回やって3回成功するのが、至難の業なんです」 「球種やコースを読むことだけに傾いてしまうのは、危険すぎますね。僕の配球に対する意識は30%ほどです。あとの70%は、どんなコースや球種であっても、ボールという物体を捕らえることだけに集中しています」 「以前メジャーへ行きたいと思っていたときには、どうしようもなく苦しくて、何をやっても駄目な状況から逃れ、新しい環境を求めたいと考えていたんです。しかし、今はそういうマイナスの気持はまったくありません。純粋に高いレベルのメジャーリーグで、自分の掴んだバッティングを表現していきたい。今はただそう思っています」 「野球というスポーツが好きな観客が、プロにしかできないプレーを見るために、スタジアムに足を運ぶ。選手たちはプロのプライドにかけて、輝いたプレーを見せようとする。目に見えない切磋琢磨があればこそ、野球は面白くなっていくはずなんです」 「調子が悪くて、50%の力しか出せないのなら、50%の十割を出そうと努力する。そうすれば、光は見えてくると思いますね」 「人生、どんな人にも必ず壁は立ちはだかる。その中で、“あいつも、頑張ってるんだなあ”と思ってもらえれば嬉しいです」 「僕自身は、野球が大好きなので、仕事だと思ったことはあまりないんですけど」 「野球は趣味か、仕事かと聞かれれば、僕の場合はバリバリ趣味です。新しいことをどんどん追求していくのが、楽しいからやっている。お金をもらうことが一番目なら、もっと先に進もうとは思わない」 「毎年変わるかもしれないコーチに自分を合わせていたら、野球なんて長い間出来やしないということです。流行の洋服やブランドのバックをかわるがわる持つ人もいるけど、僕は自分の好きなスタイルを失いたくない」 「ヒットを打つことは、打てば打つほど、難しくなるんです」 「ピッチャーが思い切り投げてくるボールを強く打ち返すためには、バットをなるべくしならせないといけない。特に、体が大きくない僕のような選手はそのしなりを利用しなければならない」 「長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかったときなんです」 「結果とプロセスの両方が大事。結果を出さないとプロの世界では生きていけないし、プロセスは、野球選手としてではなく、人間をつくるために必要」 「偶然だけでは結果は出ない、結果を出すにはそれなりの理由がある」 「僕はいつも一生懸命プレーしていますが、今日はよい結果が出なかった。でも、だからといって後悔もしていないし、恥ずかしいとも思っていません。なぜなら、できる限りの努力をしたからです」 「結果に人一倍こだわるからこそ、努力を惜しまない」 「これでいいやってならない理由は、ぼくの場合は、野球が好きだから、です。好きなことだから、努力することが苦痛ではない。1番好きなことを仕事にしそれを追求することが、成功の1番の近道のようです」 「面白いし、ドキドキできる。実際にはつらいし、苦しいが、つらく、苦しくなければドキドキしない。今しかできないとも思うから、しんどくてもやるのです」 「あまりにも、大きさに対する憧れや、強さに対する憧れが大き過ぎて、自分の可能性をつぶしてしまっている人がたくさんいる。そうではなくて、自分自身の持っている能力を生かすこと、それが可能性を広げることにもつながるんです」 「第三者の評価を意識した生き方はしたくない。自分が納得した生き方をしたい」 「成績は出ているから今の自分でいいんだ、という評価を自分でしてしまっていたら、今の自分はありません。人と違うことをやるっていうのが、ぼくの基本ですから。世の中の常識を少しでも変えるっていうことは、人間としての生き甲斐でもありますから」 「自分が打った安打数よりはるかに多くの悔しさを味わってきました」 「自分が見えていない経験からは、客観的に自分を見なければいけないという結論に達したんです。地に足がついているかどうか、ちゃんと見ていなければならない」 「自分のやっていることは、理由があることでなくてはいけないと思っているし、自分の行動の意味を必ず説明できる自信もあります」 「野球は失敗のスポーツです。どれだけ頑張っても、先は、ないんですよ」 「自分のカタチができない状態では、いろいろなことを感じられない」 「進化するときっていうのは、カタチはあんまり変わらない。だけど、見えないところが変わっている。それがほんとの進化じゃないですか」 「勝負の世界っていうのは、結果を出さないとものを言えない世界ですから」 「アメリカ行きを言い出した当時のぼくにとって、考えられることは、もう、環境を変えることしかなかった」 「完全に骨格が違うんです。アメリカ人のような筋肉を目指す必要はない」 「こんなに苦しいのは自分だけか、と思うこともたくさんあるんです。それを見せるか見せないかの話で。みなさん、ぼくのことは、疲れてないと思ってるでしょう?」 「ヒット一本って、飛びあがるぐらいに嬉しいんですよ。2003年のときの200本安打なんて、涙が出ましたから」 「人とつきあうと言っても、ほとんどの人は他人ですよね。ゆとりを持って接することができたら、世界がぜんぜん変わってくると思うんですよ」 「自分がやりたいようにやるだけでは、ダメだなというか、それだと、いろんな人に、いい影響も悪い影響も与えてしまう」 「苦しいシーズンで、経験できなかったことをくぐり抜けると、もっと野球を好きになる。野球の魅力っていうのは、終わりがない」 「今は、自分がわからないことに遭遇するときや、知らないことに出会ったときに、お、自分はまだまだいける、って思うんです」 「バッティングセンターを作ったとしたら、ぼくは必ずそこにいます。人に任せることはしない」 「畑違いのことは、やるべきではないでしょう」 「聞いている側にとって、ちょっと聞き苦しいことを言い出したら、それは本音ですよ。そしてさらにそれを超えれば、ほんとの評価になる」 「これ以上やっても抜きん出ることはできない。だから勉強を捨てました」 「野球がうまくなる環境が作れるなら、投資をする。家は、そういうものです」 「究極の下の人も、究極の上の人も、なりふり構わないで、自分の行きたい道を進むことができる。その間にいる人が、ゴマをすりながら、どっちつかずだったりする」 「テレビの向こうで、こういう目で見てくれる人たちがいると思ったら、たかが野球という気持ちには、とてもなれない。適当にあしらうことなんて、できない」 「プレイを見ている側が、何かを推測する、考える、感じとろうとする・・・。見てくれている人とは、そういう、長く、強いつながりを持ちたい」 「質問に対しては、ちゃんと答えたいし、質問者にも期待をしてしまう」 「道具も進化してるし、球場の設備も進化している。そこで、選手だけ変わらないのは、おかしいと思うんです」 「自分はやっぱり、自分の欲望を抑えることが多いですから」 「そのことはまだ、目標というよりは夢ですが、これがだんだん近づいてくると、目標に変わってくるんです」 「今、ぼくに興味を持って応援してくれている人たちっていうのは、その人たちも、選ばれた人だと思っているんです」 「見えるところではなくて、見えないところを見てもらわないと、選手としてもつらいし、見てる側も、つまんないですよね」 「自分の体で大変な苦労をした方には、かなわない」 「妥協をたくさんしてきたし、自分に負けたことも、いっぱいあります。ただ、野球に関しては、それがないというだけで」 「ケガをしない体の使い方を覚えれば、選手としての寿命もずいぶん変わる」 「やらされる練習じゃなければ、いろんなことが、うまくまわってくる」 「日本で、最後に野球をやっていたときっていうのは、ヒット一本が、嬉しくなかったんです」 「初心を忘れないことっていうのは大事ですが、初心でプレイをしていてはいけないんです。成長した自分がそこにいて、その気持ちでプレイしなくてはいけない」 「考えて、実行して見せてやることの効果が大きいんですよね。チームメイトには、言葉で伝えることより、実際にやって見せるほうが効果的だと思っています」 「キライなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ず生きてきます」 「親がやらせたくても子がやりたくなかったら、それは無理ですよね。でも、子どもがやりたいなら、そのままで最高です」 「ぼくにとってのお金は、野球ファンだけではない人たちに影響を与えられている。そのことへの評価だと思っているわけです」 「考える余地は、いくらでも、探せばある」 「ぼくは、ものすごく小さな家で育っているんですね。いちばん広い部屋が、四畳半ぐらい。ともだちを家に呼ぶことができなかった。あの家で育ったということは、忘れられない」 「手入れをしたグラブで練習をしたことは、体に、かならず残る。記憶が体に残ってゆく。汚いグラブでプレイしていたら、その練習は記憶には残らない」 「決して、人が求める理想を求めない。人が笑ってほしいときに笑わない。自分が笑いたいから笑う」 「ついてこれるもんなら、ついてきてみろ」 「ぼくらのいる世界っていうのは、どういう自分であるかっていうことを見てもらって、応援するかどうかは、見る側が決めることなんです」 「どんなに実績があろうとも、『なめんじゃねえぞメジャーを』『なんぼのもんじゃい』という雰囲気をすごく感じた」 「ヤンキースが相手だと、こちらのモチベーションが高まりますね」 「日本にいた時とは比較にならないプレッシャーだった。日本ではお尻をたたいてくれる人がいたのに」 「たとえオールスター戦でも、打席に立つ時の気持ちは公式戦と変わりません。打席に立って満足するような選手は、クビですよ」 「結果は特別。でも、そこで感じているものは特別ではない」 「それ(今季2度目の月間50安打)を知っていて打ったなら格好いいけど、知らないで打った。だから別に格好よくないよ」 「(周りに)驚かれているならまだまだ。驚かれないようになりたい」 「どんな状況でも自分のパフォーマンスをしなくてはいけないと思っています。130試合で200本は日本で僕が打ってから誰もできないものと思っていました。それもメジャーでできた、ということが僕にとって重い」 「負けているチームからは選ばれないルールがあると思っていた。そうでなくて安心しました」 「1日で超える予定ではなかったので、言うことも用意していなかった。まあ、よかったです」 「ボクは記録とはずっと付き合っていかなければならないわけですから。細かい記録でも、やっておきたいです」 「どうしましょうね。こういう状態になったら、できることはすべてやりたくなってきましたね」 「またいろいろな記録が近づくとプレッシャーは出てくると思うが、そんなプレッシャーだったらボクはいつでも受け入れられる」 「そのために1番にだれ、2番はだれと決めている。ゲームをうまく進める重要な要素の1つ。そんなこと言うまでもない」 「同じグラウンドに立っているものとして恥ずかしい。言葉もない」 「まあ2回くらいやらせてくださいよ。100年に1度の地震も、100年目とその次の年にくることもあるでしょう」 「勝てなきゃ意味がないって言う人がいますけれど、ぼくには大きな意味があります。逆にチームが勝ったから自分が打てなくても嬉しいなんて言っている人はアマチュアですよ」 「今はPL学園よりも弱いからね」 「ボクにとっては100安打は区切りではない」 「開幕にヒットが出る、出ないでは気分が違う」
年間安打数記録を更新したときのインタビュー 〜 試合後、ベンチで 〜 ── おめでとうございます 「ちょっと言葉にはできない・・・。自分の野球人生の中で最高の瞬間でした」 ── ついに記録更新 「言えるのは、小さいことを重ねることがこういうことに到達するただひとつの道ということ。それにしても(きょうは)激アツでした」 ── 記録を振り返って今の気持ちは? 「今はビールかけられて臭いですね。まさか最下位のチームで、ビールをかけられるとは思わなかった。(シャンパンではなく)ビールでしたね」 ── 本拠地の大観衆の前で達成した 「オークランドで最後、何打席か打てなかったときはすごく悔しかった。終わってヒットが出てみると、打てなかったことが良かったな、と思ってしまう」 ── シスラーの娘さん、家族らとは何を 「ボクはシアトルに来てくれて、ありがとうございましたと伝えた。遠い所まで来てくれて、感謝していますと。シスラーさんからは『会えて光栄だ』と言われた」 ── (三回の)守備では"曲芸"みたいにフェンスに登ってコケたが 「ファンに乗せられ、ボクも興奮している状態。だから思い切ったプレーになったと思います。結果的にはケガしなくてよかった」 ── 一塁上でナインに囲まれ祝福された 「全く予期していなかった。嬉しかった。普段はなかなか言葉でコミュニケーションができないけど、チームメートが熱い思いを表現してくれた。言葉では分かり得ない意味があって、胸が熱くなった」 ── ご両親には、どう伝えたい 「まず一緒にシアトルにいる妻の弓子と、犬のイッキューに感謝して、この気持ちを表したい。その後、両親、友達にお礼を言いたいです」 ── ルースの本塁打記録をマリスが抜いたとき、脱毛症になったが 「この前のホームスタンドですごく重圧があり、胃が痛くなった。でも毛が抜けたことは、記憶してない」 ── 大声援を送ってくれたファンに一言 「チームは、ぼくのこの4年間で一番悪い成績。ぼく自身がモチベーションを保って野球できたのは、シアトルの熱い声援があるから。シアトルという街が(また)大好きになりました」
〜 記者会見 〜 ―― 「257」という数字をとんでもないところと話していたが? 「今思うのは、小さいことを重ねることが、とんでもないところに行くただ一つの道だと感じている」 ―― 届いた実感は? 「(今季)やっている間は常にそこを越していくわけだから実感はないが、こういう数字は、時間が経ってとんでもないことだと気づくんだと思う」 ―― 周囲に期待されて苦しかったのでは? 「やっている間にプレッシャーから解き放たれるのは不可能。背負ってプレーするしかない。でも、ドキドキ、ワクワクとかプレッシャーが僕にとってはたまらない。これが勝負の世界にいる者の醍醐味。それがない選手ではつまらない」 ―― 新記録を達成した瞬間の気持ちは? 「かなり熱かった。僕の野球人生の中では最高に熱くなりました」 ―― 1年目で242安打を放ち、いきなり首位打者になりました 「01年の数字とはまったく違うものと感じる。日本で94年に残した210安打(日本プロ野球記録)もよく思い出すが、あの時は怖さを知らなかった。今年は色々な怖さを知り、乗り越え、自分の技術を確立した上で残した数字だから、僕にとって重みが違います」 ―― 257安打を意識し始めたのはいつか? 「周囲が教えてくれた。具体的にイメージするようになったのは200本を超えてから。普通にやっていけばできるかもしれない、と考えた」 ―― この記録を初めて知ったのはいつか? 「日本で210安打のプロ野球記録を作った94年ではないか。米国ではこんな人がいる、と聞かされた記憶がある」 ―― その時に考えたことは何か? 「大リーグは162試合なので(当時の)日本より32試合多い。このペースならできるのかな、と思った。米国に来てからは、そんなことまったく考えませんでしたよ」 ―― 自分の中の価値では、94年を上回るか? 「バリバリ超えていますよ。こんなことはあり得ないと思っていたから」 ―― 257本目と258本目の違いは? 「最初の方が重かった。背負っているものが」 ―― 何本まで伸ばせそうか? 「普通に試合すれば、あと10打席。最後の2試合ぐらいは、いろんなものから解放されてプレーしたい」 ―― この記録はもう破られないと思うか? 「84年間なかったのだから簡単ではないと思う。10年間はやめてね、という気持ちはある。でも、破られることもあるでしょう。願わくば(更新する打者は)自分でありたいと思います」 ―― 地元での達成について 「結果的にオークランドで出なくてよかったな、と今は思う。昨日3打席凡退した時は、本当に悔しかったですが」 ―― ずっと続く「イチロー・コール」に戸惑っているようにも見えた 「どうリアクションしていいかは確かに難しい。だから、自分の感情にまかせた。素直な気持ちであそこにいました」 ―― 新記録の原動力は? 「野球が好きだということですね。それと、今季に限って言えば、チームが勝てない状況が続き、そこに身を委ねることができなかった。プロとして勝つだけが目的ではない。プロとして何を見せなくてはいけないか、を忘れずにプレーした」 ―― シスラーさんの親族とはどんな話をしたか? 「『遠くまで来ていただいたことに感謝しています』と伝えた。温かい表情を見せてくれたことがすごく嬉しかった」 ―― 56試合連続安打の大リーグ記録に挑戦できるという確信も持てたのでは? 「まったくわかない。それこそ、今の野球では、たどり着かない数字ではないか。可能性がある人間として見られていることは嬉しいですが」 ―― 打率4割への挑戦はどうか? 「打率はコントロールできてしまう。「野球が好きでグラウンドに立ちたい」というのがぼくの原点。打率を目標にしたら、打席に立ちたくなくなる可能性がある。それは本意ではないから、目標にはできない」 ── 新記録達成と同時に4季連続100得点 「実はこれが一番難しいと思っていた。1番打者として一番達成したい数字だった」 ―― 自分にとって、満足できるための基準は? 「少なくとも誰かに勝った時ではない。自分が定めたものを達成した時に出てくるものです」 ── 野球少年へ一言 「こちらに来て強く思ったのは、体が大きいことに、そんなに意味はない。僕は大リーグに入ってしまえば一番小さい部類です。でも、こういう記録を作ることもできた。大きさや強さに対する憧れが大き過ぎて、自分自身の可能性をつぶさないでほしい。自分自身の持っている能力を生かせれば、可能性はすごく広がると思う」
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