寸評:「2015年度江東区民大会3回戦」
7月20日(月祝)、今季24戦目は江東区民大会の3回戦。
対戦相手は辰巳ファイヤーズさん(江東区連盟4部所属)。
先発は堀本。
辰巳ファイヤーズさんの先攻でゲームがスタート。
【戦評】
1回裏、
四死球と守備陣の乱れで一死満塁のチャンスを作ると、5番松田が犠牲フライを放ち、
1点を先制。
スコア1-0。
3回裏、
四球、盗塁、犠打で二死三塁とすると、4番坂内がライト前にしぶとく落とし、1点追加。
スコア2-0。
4回裏、
一死から7番堀本が右越三塁打を放つと、8番田原が右越二塁打で返し1点追加。
スコア3-0。
5回表、
先頭に四球を与え、この試合初めて走者を背負う。
次打者を三振に仕留めるも、その次の打者はショートへの内野安打で一死一二塁とピンチ拡大。
しかし、後続を二ゴロ、三振でピンチを切り抜ける。
スコア3-0。
5回裏、
ヒット⇒盗塁⇒バントヒット⇒盗塁という流れで無死二三塁のチャンス。
ここで坂内の遊ゴロの間に三塁走者が生還すると、一塁送球の間に2塁走者も一気に本塁を突き2点追加。
その後、二死から二塁三塁とチャンスを作り直すと、8番田原が中前に弾き返し2者生還。
この回合計4得点とするとスコア7-0となり、大会規定5回以降7点差コールドとなりゲームセット。
4回戦にコマを進めた。
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【投手】
先発堀本は、5回を1安打、1四球、7奪三振で無失点。
4回までをパーフェクトという内容で、攻撃にリズムが無い中でしっかり役目を果たした。
反省すべきは5回表の先頭四球。
この時はまだスコア3-0であることを考えると、とても危険な与四球。
その後の遊ゴロが微妙なところへ転がり、内野安打となったことも考えると、
やはり空気が変わっていたことが覗える。
「取った後が大事」は分かっているが、それゆえに意識し過ぎて四球を与えてしまうものかもしれない。
野球を見ていて本当にそういうシーンは多い。
しかしながら、投手であればそれを乗り越えて、坦々と投げ込んでいけることが好投手の条件なのであろう。
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【攻撃面】
(GOOD)
●阿相、全打席出塁と2盗塁
●松田、初回に重い展開から先制犠飛(1回裏)
●堀本、田原(和)、連続長打で貴重な追加点(4回裏)
●恵谷、無死二三塁の遊ゴロで二塁走者と一気に生還(5回裏)
●田原(和)、猛打賞とコールドを決める2点タイムリー(5回裏)
(課題)
●三盗をトライできない
⇒初回の無死一二塁をはじめ、できそうな場面は多くあった
●走塁ミス
⇒無死満塁の三ゴロで、三塁走者が戻りかける(1回裏、無死満塁)
●転がしたい場面で内野フライ
⇒1回裏、無死一二塁(記録は内野安打)
2回裏、一死二塁
●セフティー気味バント失敗(4回一死二塁)
⇒セフティーと犠打との中間の作戦であるが、この試合を総合的に見て判断すれば、
ファールにしてしまうのは、『ナイストライ』ではなく『失敗』という位置づけになる
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【守備面】
(GOOD)
●特にないが、堀本の好投に乗っかり、普通のプレーをミスなくこなしていた
(課題)
●特になし
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【まとめ】
『初回、2回のダメな攻撃 ⇒ バント作戦決行』
上記の【戦評】の部分だけを見れば完勝に見えるが、攻撃の内容は酷かった。
初回、
無死一二塁とすると、三盗を仕掛けられずに打者が2球で追い込まれてしまう。
そして、3球目に盗塁を仕掛けると、捕手への小フライとなり失策(記録はヒット)、
ゲッツーになってもおかしくない感じで無死満塁となり、
なんなら犠打で一死二三塁ほうがよかったと思えるようなグダグダな無死満塁となる。
リズムが無いから案の定というべきか、坂内の打球は捉えきれず三ゴロ。
しかし、ここで三塁走者が一瞬ベースに戻りかけるという走塁ミス。
結果、本塁ホースアウトで試合の大勢に影響は無いものの、チーム内にさらにグダグダ感が増してしまう。
しかし、この状況で松田が良い当たりの犠牲フライを放ったのはとても素晴らしかった。
無死満塁から『1点しか取れなかった』と言えるが、このグダグダからすれば『1点取れて良かった』という
感覚のほうが強い。
2回裏、
一死二塁、3ボール2ストライクで走者にサインでスタートを切らせるも、一フライで戻り切れずゲッツー。
この悪い流れを見て、バント作戦へ舵を切ることになった。
『自由度のある機動力野球と徹底管理された機動力野球』
つまりこの試合では、途中から徹底管理された機動力野球をせざるをえなくなってしまった。
しかし、これではつまらない。
野球の試合は、監督の作戦のもとに選手が動くもの。
しかし、そこに選手自身の考えや行動がプラスαとして加わるから野球は面白いのだと思う。
自身のタイミングで盗塁を仕掛けたり、セフティーバントにトライしてみたり。
思えば子供の頃、「単独三盗成功」ってのが、監督が一番嬉しそうに褒めてくれた記憶がある。
監督自身は何も指示していないにも関わらず、選手がその場を感じ取って、自主的トライし、
成功させるといのが、監督にとっては嬉しいことなのだろう。
この試合で、『徹底管理された機動力野球』に作戦変更せざるをえなくなったのは、出場選手の責任。
こういう試合は少ないほうがよい。
『ミーティングの言葉が「お題目」とならないように』
思うに、「〜を徹底しよう」がお題目になってないだろうか。
厳しい言い方すると、
口先だけで、実質(行動)がともなっていない。
「徹底する」ということは、翌週以降の活動で、
行動する(行動を変える)ということであると思う。
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【朗報】
●田原(和)さん、猛打賞と2点タイムリーで大活躍
●坂内さん、ファーストいけそう
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【悲報】
●メモさん、腰痛が悪化
●斎藤さん、セフティーバントする時なんか変
●渡邊さん、保険金詐欺を企むも未遂に終わる
●雄平と山田、レイサムビーム
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●滑川総合の代打君に高野連が注意処分「余計なパフォーマンスするな」
(GIF)http://livedoor.4.blogimg.jp/nanjstu/imgs/2/6/266b326e.gif
(動画)https://www.youtube.com/watch?v=Wxsh7_BQ184
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(記:OG@W@X)
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