寸評:「城東ベイサイドリーグ開幕戦、白星スタート」
いよいよ2015年、中防トンネルズの城東ベイサイドリーグの開幕を迎えた。
昨年はリーグ戦で全勝優勝したものの、プレーオフ決勝戦で苦杯をなめた。
その悔しさをバネに今年こそは、2011年以来、遠のいている栄冠を手中にしたい。
とはいうものの、今年は江戸川区の強豪OCEAN’S9さんの加入など、リーグの競争は激化。
今年もそう簡単には勝たせてもらえないだろう。
そして我が中防の台所事情も厳しい。
相変わらずの人数不足に加え、昨季の絶対的エース堀本の調整遅れなど。
また、本日はGM不在も重なり、厳しい状況の中での開幕戦となるが、この先の弾みとなるような良い試合にしたい。
kmg star’sさんとの一戦。
後攻の中防は、先発マウンドに木本を送り出す。
昨年6勝止まりに終わった木本には、今季の復活を期待したいところだ。
1回表、相手一番打者、強打の森崎選手を簡単に打ち取ると、後続も退け、三者凡退の最高のスタートを切る。
1回裏、一死後、二番坂内が絶妙なバント安打で出塁すると、二盗三盗で三進し、その後の相手失策で生還する。
後続は倒れるものの、幸先良く初回に先制点を挙げる。
2回以降、木本はスイスイと快調に飛ばし、3回表終了時点でパーフェクトピッチング。
3回裏、九番斎藤が中前安打で出塁すると、続く打者の死球で無死一二塁とチャンスが広がる。
ここで坂内が再び三塁前に絶妙なバント安打を決め、無死満塁とする。
三番黒瀬が遊撃手の後ろにポトリと落ちるラッキーな安打で1点を追加。
四番新川が右翼に犠飛を打ち上げ2点目。
六番松田の押し出し四球で3点目。
極めつけは、七番古澤の2点タイムリーが飛び出し5点目。
その後、さらに暴投で1点を追加し、この回、一挙6点を挙げるビッグイニングとする。
4回表、快投を続ける木本の足を引っ張るかのように、内野の失策が2つ続き、1点を献上してしまう。
5回裏、新川の安打をきっかけに、この日3打点目となる古澤のタイムリー二塁打で1点を追加。
7点のリードに守られ、木本はそのまま好投を続ける。
6回表は死球、7回表は初の被安打で走者を出すものの、無失点に抑え込む。
試合はこのまま8−1でゲームセット。
中防が勝利を飾った。
この試合は、何と言っても木本の好投が光った。
球数の少なさにも表れている通り、テンポの良さが際立っていた。
今年は、投手陣の柱として期待できるような投球であり、一年間、安定的な活躍を期待したい。
守備面では4回表の2つの失策から失点した。
二塁手坂内、遊撃手黒瀬、共に送球エラー。
いずれもイージーミス、さらに連続でのエラーとなり、痛いミスとなった。
一方の攻撃面。
坂内の二つのバント安打が効果的に得点に繋がった。
また、チャンスで飛び出した新川の犠飛、古澤の二本のタイムリーも、試合を決める大きな一打となった。
しかし、8点は奪ったものの、相手ミスによりもらった得点が多く、まだまだ打撃での課題は残る。
三振、内野フライ、引っ掛けた三塁ゴロなど、イージーなアウトを献上してしまう打撃は避けていきたい。
何はともあれ、城東ベイサイドリーグ開幕戦、幸先良く白星スタートを切れた。
長いシーズンは始まったばかりだ。
これから一戦一戦白星を積み重ねていき、秋のプレーオフを制し、今年こそは祝杯を上げたい。
(筆:キャップ)
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