寸評:「田原和の3点二塁打など16得点で大勝」
気持ちの良い晴天の中、城東ベイサイドリーグ第4節、アスリーツさんとの公式戦が行われた。
中防はここまでリーグ戦開幕3連勝とスタートダッシュが切れている。
好調アスリーツ打線を抑え、4連勝といきたいところだ。
一方で、中防ギネス新記録の15連勝も賭けた一戦。
先攻の中防は、一番田原一が粘って四球で出塁すると、暴投で二進。無死二塁のチャンスを作る。
二番伊藤は追い込まれながらも進塁打を放ち、一死三塁とチャンスを広げる。
ここで三番古澤がこちらも追い込まれた後、食らい付いた打球は一塁に転がるゴロ。
三走田原一が上手くスタートを切り、先制のホームを踏んだ。
1回裏、中防の先発堀本は、先頭打者に追い込みながらも死球を与える不安定な立ち上がり。
次打者のとき、一走の盗塁を捕手新川が刺して一死とするも、その打者にも四球を与えてしまう。
続く三番打者には投球を完璧にとらえられるが、予め深めに守っていた左翼手大場が大飛球を好捕し二死とする。
その後も四球の走者を許すが、後続を抑えて初回を何とか無失点で切り抜ける。
2回表、相手投手が立ち直り、簡単に二死とされる。
二死から八番田原和が四球で出塁すると、暴投で二進。
続く九番堀本の遊ゴロが失策を誘い、二走田原和が一気に本塁を狙うが、敢え無く本塁タッチアウトで追加点ならず。
2回裏、アスリーツの反撃が始まる。
一死から七番打者が左前安打で出塁すると、八番、九番打者に連続バント安打を決められ、一死満塁とされる。
ここで迎えた一番打者がスクイズエンドランを決行。
投手堀本がこの打球をファンブルしてしまい、三走が生還。1−1の同点とされる。
このプレーで、三塁をオーバーランした二走を、三本間の狭殺プレーでアウトにし二死とする。
続く打者に四球を与えて再び満塁とされると、前打席でレフトへ大飛球を打たれた三番打者を迎える。
カウント2−2から粘られるも、三ゴロに打ち取り、何とか最少失点で切り抜ける。
3回表、途中出場の一番渡辺が四球で出塁すると、捕逸と三盗で三塁まで進む。
一死後、二三塁とチャンスを広げると、相手投手の暴投で三走渡辺が生還し、2−1と勝ち越しに成功する。
その後、一死満塁とすると、阿相が押し出しの死球を受け、3−1。
次打者は倒れ二死となるが、ここで八番田原和が右中間を真っ二つに破る走者一掃の二塁打を放ち、5−1とする。
中防は4回表にも、相手投手の乱調に付け込み、11個の四死球と途中出場の坂内のタイムリーなどで10得点を挙げる。
先発堀本は、走者を許すもその後を無失点で抑え、16−1で勝利を手にした。
この試合の殊勲者は、試合を決める走者一掃の二塁打を放った田原和。
ここ最近の参加率の低下から控えに回ることも多かったが、ベテランここに在り。あらためて存在感を示した。
3回表は、相手から貰った2点のみで終ってしまいそうな雰囲気の中で飛び出した一打で、非常に大きかった。
また、初回の田原一、伊藤、古澤の“DHトリオ”でもぎ取った1点も大きかった。
この3人で、相手投手に19球も投げさせる粘りと共に、走者を何とか進めようとする姿勢が評価に値した。
3得点の渡辺、2つの押し出し死球をもらった阿相、4打席全出塁の新川などの渋い活躍も見逃せない。
守りでは、初回の相手二盗を防いだ捕手新川、大飛球を好捕した左翼手大場が光った。
また、この試合の流れを決めたのが2回裏の守り。
一死満塁からスクイズエンドランを決められた後、三塁をオーバーランした二走を殺した場面である。
打球処理に焦った投手堀本は打球処理に失敗してしまうが、遊撃手武田を中心とした周りの声にも助けられ、冷静に三塁に転送した。
スクイズエンドランを決められ「なおも一死満塁」と「二死一二塁」では大きな違いであった。
連続バント安打などからの相手チームの押せ押せの流れが断ち切られた大きなプレーであり、中防としては助けられた。
相手チームのミスを教訓に、攻撃時はあの様な場面でのオーバーランには気を付けなければならない。
これで城東ベイサイドリーグ開幕4連勝。
次週はいよいよ序盤の大きな山であるボンバーズさんとの一戦。
この日、大勝したものの打線はわずか2安打。
引っ掛けた打球や大振りも目立ったため、再度基本にたち返って準備していこう。
(筆:キャップ)
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