第56戦 11月25日(日) 14:00〜 潮見C面  城東BSLプレーオフ2回戦 VS ワンダーウルフ(5勝4敗1分)

TEAM

TOTAL

ワンダーウルフ

 
中防トンネルズ  

中 防

1回

2回

3回

4回

5回

6回

打点

得点

盗塁

失策

渡邊 昌一 8 三 振   一ゴロ     遊ゴ失

坂内 智洋 6 四 球     一 飛   投犠ゴ

齋藤健太郎 5 三 振     遊ゴロ   投ゴロ

小川 悦哉 3   三 振   中 安    

堀本 直輝 7-1   三 振   三 振    

阿相 朋樹 4-7   二 飛   投 飛    

幸池 平 2     三 振   二ゴロ  

中川原大慶 9     三 振   三ゴロ  

加賀谷 角 1-4     中 安     一 飛
勝敗

投 手

投球回数

打 者

被安打

四死球

失 点

奪三振

備 考

加賀谷 角 2回2/3 14 4勝1敗0S
  堀本 直輝 3回1/3 11 8勝3敗1S

ワンダーウルフ 1回 2回 3回 4回 5回 6回 打点 得点 盗塁 失策
扇谷 7 四 球 左二@   三邪飛    
岩達 5 四 球   三 直   二 飛  
上原 3 中 安   四 球   三 振  
山口 2 二ゴ@   左 二   一 飛  
石塚 8 遊ゴロ   右本A     三 振
稲川 6   左 三 三ゴ失     投ゴロ
佐藤 9   中安@ 一 飛     三 振
1   二ゴ併   捕邪飛    
金井 4   右飛失   三ゴロ    
勝敗 投 手

投球回数

打 者

被安打

四死球

失 点

奪三振

備 考

6回 21


寸評:「手も足も出ず、いや手も足も出さず・・・」

 今年1年の総決算、城東ベイサイドリーグのプレーオフの一戦。今シーズン、我が中防トンネルズはリーグ戦7勝2敗2分の3位でプレーオフに進出した。この日の午前中には同4位のワンダーウルフと5位の砂町ドンフェイスの試合が行われ、ワンダーウルフが勝ち抜いてきた。思えば二年前、中防トンネルズは5位ぎりぎりでプレーオフに進出し、勢い止まらず4連勝で優勝を手にした。連戦となる下位チームは絶対的に不利なはずではあるが、“勢い”という不思議なチカラがある。迎え撃つ中防は、その“勢い”をどう食い止められるかがポイントである。

 中防は、今季途中から加入したにも関わらず抜群の安定感をみせた加賀谷に先発マウンドを託す。その加賀谷は初回、緊張とプレッシャーからか、珍しく先頭打者に四球を与えてしまう。すかさず得意の牽制で走者を刺し、これでやっと落ち着いたかと思われたが、続く打者にも四球を与えてしまう。明らかにいつもの加賀谷ではなかった。3番上原さんにはセンター右に運ばれ一三塁。続く4番山口さんの内野ゴロの間に先制点を献上してしまう。この回は最少失点で何とか切り抜けるが・・・。

 対するワンダーウルフの先発は林投手。左の本格派でそうそう点を取れる投手ではない。一死後、2番坂内が四球で出塁するが、左投手のプレッシャーからいつものようなスタートをなかなか切ることができない。そのうちに結局3番斎藤(健)は早々と追い込まれてしまい三振。ようやくスタートを切った坂内も二塁で刺され、ダブルプレーで攻撃を終えてしまう。

 2回表、ワンダーウルフの攻撃。勢いそのまま猛攻が始まる。先頭6番稲川さんが三塁打で出塁すると、7番佐藤さんのタイムリーで2−0。続く打者を二塁手阿相と遊撃手坂内の新(?)ホットラインでダブルプレーをとるが、9番金井さんの右フライを中川原がバンザイ。しかも打者走者を三塁まで進めてしまう。どうにも流れに乗れない中防。その後1番扇谷さんには二塁打を浴び3−0。この回、林投手を相手にしてはあまりにも重たい2点を失ってしまう。

 勢いの止まらないワンダーウルフは、3回も二死から二塁打と5番石塚さんのツーランホームランで2点を挙げる。

 対する中防は、林投手の前に4回まで毎回の7三振を喫してしまい二塁すら踏めない。

 中防は3回途中から堀本をマウンドに送る。その堀本は終始気合のピッチングで4、5、6回は圧巻のパーフェクトピッチング。味方の反撃を待つ。

 しかし中防打線は5回も三人で攻撃を終えてしまい、最終回の6回も失策で出塁した走者をバントで初めて二塁に進めるのがやっと。結局、散発2安打、三塁を一度も踏めず完封負け。

 一言、完敗だった。悔しさも半減するほど。流れを一度も持って来られなかったことがとても悔しい。さらに、流れを持って来ようとする行動もできなかったことも悔しい。試合の序盤から選手誰もがこのままではマズイと思っていたにも関わらず・・・。

 確かに敗因として、中防打線の三振の多さ、内野フライの多さ、初回の三振ゲッツー、投手交代のタイミング・・・幾つかの要因を挙げる事はできる。しかし、それ以前の問題で、嫌な流れを断ち切るための“行動”が無かった。喉が潰れるほどの声出し、気合を入れ直すための円陣、球に食らいついて転がす姿勢。同じ0−5で負けるにしても最善を尽くしての敗戦であれば、実力不足ということで納得もできたはずだ。

 中防の選手全員に問い掛けたい。この試合に本気で臨めていたか?二連覇の慢心がなかったか?

 当然、選手全員が一生懸命戦っていたはずである。しかし、試合の後に選手全員が感じただろう“もの足りなさ”が物語っているように、選手の間に少なからず“甘さ”があったのだろう。

 今年の公式戦はこれで終了。区民大会と城東ベイサイドリーグ制覇という大きな目標は、共に非常に悔しいかたちで果たすことができなかった。今年の中防は上り階段の踊り場で足踏みする結果に終わった。メンバーも大きく入れ替わり、チームとしての転換期を迎えているのも確かである。悔しさを忘れることなく、今年を中防がさらに強くなるための通過点の年としたい。

                            (記:#7)
 

 

MVPポイント

なし

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