39戦 8月26日(日) 8:30〜  夢の島3面 江東区民大会5回戦 VS さざなみポンツ(0勝1敗0分)

TEAM

サドン

TOTAL

中防トンネルズ

    5(6)
さざなみポンツ     2× 5(7)

中 防

1回

2回

3回

4回

5回

サドン

打点

得点

盗塁

失策

渡邊 昌一 8 三 振 四 球     三 振  

幸池 平 4 二ゴロ   二ゴロ   左 二  

阿相 朋樹 1- 死 球   中 安   左安@  

 

中川 大輔 (PR-9)            

坂内 智洋 6 左 二   捕邪飛   捕邪飛 (四 球)

大場 郁也 7 一 飛   一 飛   遊内安 (三 振)

東 謙一郎 3   左 安   三ゴ失 死 球 (三ゴロ)

惠谷 譲司 2   死 球   三 振 死 球  

堀本 直輝 9-(1)   中二@   三 振 三ゴロ  

南雲 雄太 5   投ゴロ   二 飛    
勝敗

投 手

投球回数

打 者

被安打

四死球

失 点

奪三振

備 考

  阿相 朋樹 5回 22 11勝3敗0S

寸評:「魔の五回裏、スルリとこぼれたベスト8」

 中防トンネルズ初の区民大会五回戦。前年優勝の三幸クラブさんを倒して波に乗るさざなみポンツさんとの試合。この試合に勝ったチームがベスト8入り、そして来年のシード権が獲得できる。この日は、前々からGM、総務部長、キャプテンが参加できないことが決まっており、参加する選手達は、これまでチームを支えてきた3人を準決勝の舞台に連れて行こうと気合が入る。

 初回、先攻中防の攻撃。相手投手の伸びのある直球に押されて簡単に二死を取られてしまう。しかし、初回に三人で終わらないのが最近の中防。3番阿相が得意の死球をもらうと、この日4番に抜擢された坂内が左翼線を破る二塁打を放ち、二死ながらニ三塁の好機を作る。しかし後続が倒れて無得点。どうしても欲しい先制点を取ることができない。

 1回裏さざなみポンツさんの攻撃。中防の先発は阿相。先頭打者に四球を出すものの、2番打者の打球が走者に当たるラッキーや、捕手恵谷の盗塁刺殺もあり無失点に抑える。

 2回表中防の攻撃。先頭6番東の痛烈な左前安打と死球で無死一二塁のチャンスを作ると、ここ最近打撃好調の8番堀本が右中間を真っ二つに破る。二走東に続いて一走恵谷も本塁をうかがうが好返球が来たのを見てストップ。打者走者堀本は恵谷が本塁へ向かったと思い、三塁へ向かってしまいタッチアウト、一死三塁となる。暴投でさらに1点を加えて2−0。走塁ミスはあったものの、序盤で何としても欲しかった大きな先制点を上げることができた。

 2回裏さざなみポンツさんの攻撃。ミスの後は流れが変わりやすい。先頭打者を死球で出塁させると、続く三塁ゴロで併殺を狙った南雲が二塁へ悪送球。無死一三塁の大ピンチを作ってしまう。四死球と失策、失点する代表的パターンであるが、投手阿相が後続三人を打ち取り、見事無失点に抑える。

 これで完全に流れは中防へ。4回表、前打席に続いて先頭6番東が相手失策で出塁すると、塁上でも相手投手を揺さぶり、牽制悪送球を誘い三塁へ到達する。この後、相手投手が暴投。際どいタイミングだったが、三走東は迷わず本塁へ突っ込み、気合のヘッドスライディングで追加点。東一人で1点をもぎ取った。ベンチもこのプレーで最高潮に盛り上がる。

 5回表にも、3打席目に強い男2番幸池が二塁打で出塁し、三盗も決め一死三塁のチャンスを作ると、3番阿相が左前安打を放ち4−0とする。この後も押し出しで1点を加えて5−0。試合前には想像もしていなかった5点差という大量リードでその裏の守りに付く。いつも以上の中防野球が展開できていた。ここまでは・・・

 5回裏さざなみポンツさんの攻撃。先頭打者を四球で出塁させると、一死後9番打者が右前に運び一二塁。続く1番打者の打球は中堅手渡辺の前を襲う。渡辺は果敢にスライディングキャッチを試みるも、あと一歩惜しくも取れず2点三塁打となり5−2。ここまでは想定内、守備も当然走者無視でアウトを増やすことを確認し合う。しかし、この後死球で走者を貯めてしまうと、加えて守備も乱れる。一走走者に二盗を許すと遊撃手坂内が送球を後ろに逸らしてしまい、さらに失点を重ねてしまう。二死後、迎える打者は相手4番打者。フルカウントから痛烈な当たりが左中間を破り、まさかまさかの同点本塁打を浴びる。さざなみポンツさんの”さざなみ”ならず、まさに”ビッグウェーブ”に中防は飲みこまれてしまう。

 こうなるとさざなみポンツの勢いは止まらない。時間の関係上、試合は一死満塁から始めるサドンデスに突入し、先攻の中防は押し出しの1点のみで終えてしまう。一方、その裏さざなみポンツさんの攻撃。先頭の相手2番打者の完全に打ち取った打球は前進守備の三塁手の頭を超える安打となり同点とされると、続く3番打者には右中間を完全に破られ、THE END。サドンデスの末、サヨナラ負け。

 筆者にとって、中防に入部以来、最も悔しい敗戦となった。多くのメンバーもそう感じたことだろう。これをただの悔しい敗戦として終わらせてはならない。1点が持つ重み、ひとつのアウトを取る難しさをあらためて感じさせられた。また、5回表に中防が見せてしまった“隙”。「勝てる」と感じてしまったチーム内に、一瞬の隙が生じてしまった。そこを勢いのあるさざなみポンツさんに付け込まれてしまった。どんなに大量リードがあっても、野球はゲームセットの瞬間まで何があるかわからないということ。中防ナインはこの結果を謙虚に受け止めて今後につなげていかなければならない。

 ただ、中防が江東区の上位で対等に戦えるという確信を得られた。さざなみポンツさんは次の試合も勝ってベスト4進出。このままの勢いで優勝する可能性も十分ある。ここまで来ると実力だけではない領域での戦いとなる。(この試合から一週間後の9/2、さざなみポンツさんは見事優勝を決めた。)

 この試合で、色々な意味での貴重な経験ができた中防。さらに強くなって来年の区民大会では今年より上を目指そう!

 

MVPポイント

阿相 朋樹 ★ ( 粘りの投球とタイムリーを含む全打席出塁 )

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