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第30戦 7月 22日(日) 14:00〜 亀戸B面 練習試合 VS MBA(8勝2敗0分)

TEAM

TOTAL

MBA
中防トンネルズ ×

中 防

1回

2回

3回

4回

5回

6回

7回

8回

打点

得点

盗塁

失策

渡邊 昌一 2 四 球   死 球   右 飛   左 飛  

坂内 智洋 6 投ゴロ   右安@     遊内安   投 飛

齋藤健太郎 8-4- 一犠@   左安A          

 

中川原大慶 -1           左 飛   三ゴロ

小川 悦哉 3 三 振     右 飛   中安@   遊ゴ失

堀本 直輝 1-8   二ゴロ   三内安   左 安    

五十嵐竹男 9   三 振   左 飛   三 振    

中川 大輔 4-   三邪飛   二ゴロ        

 

加賀谷 角 -1-5           三 直    

齋藤 能之 7     三 振   三ゴ失   遊ゴロ  

南雲 雄太 5-4     遊ゴロ   右 二   遊内安  

10

岡畑 大樹 DH     遊内安   三 振   投犠打  

勝敗

投 手

投球回数

打 者

被安打

四死球

失 点

奪三振

備 考

堀本 直輝 4回 18 5勝2敗0S
  加賀谷 角 2回 0勝0敗0S
  中川原大慶 3回 15 0勝0敗0S


 この試合の寸評は、C@Pに代わって#7が初めて筆を執らせて頂く。

 朝から小雨が降る天候で中止も心配されたが、無事に試合をすることができて本当に良かった。というのも、この日は入部希望者が2名も参加することになっていた。

 まずは加賀谷角君。高校卒業したての19歳だ。早速、キャッチボールからその実力を見せた。恵○さんバリの肩の仕上がりの早さで、相手をした筆者は全くついて行けず・・・。即戦力の投手、内野手として期待が持てる球筋であった。続いて仕事のため少し遅れて登場したのが中川原大慶君。こちらも若く21歳だ。球場入りした瞬間から、その体のデカさに驚かされた。184センチの長身から投げ下ろす球は非常に重そうに見えた。スケールの大きな投手、長距離砲としての期待が持てる逸材だ。

 この日の練習試合のお相手はお馴染みMBAさん。対戦相手が好チームであることに加え、二人にいいところを見せようと、中防ナインは試合前から気合いが入りまくる。

 1回表MBAさんの攻撃。中防の先発投手は堀本。入部希望の好投手二人に触発されたのか、ストライク先行で無失点に抑える。

 1回裏中防の攻撃。先発投手堀本が作った良いリズムのまま、先頭渡辺が四球で出塁するとすかさず盗塁。内野ゴロで三進し、一死三塁というチャンスを作ると、続く3番斎藤(健)がきっちりとスクイズを決める。これぞ中防野球、ノーヒットで鮮やかに1点を先制する。

 2回表MBAさんの攻撃。投手堀本は先頭打者に四球を出すと、一死後、三塁ゴロを南雲が失策。ピンチを広げてしまう。一死一塁ニ塁の場面で8番打者にしぶとく左翼へ運ばれる。しかし、左翼手斎藤(能)−遊撃手坂内−捕手渡辺と渡り本塁タッチアウト。ナイスプレー!!これで悪い流れを絶った、と思いきや続く9番打者に一ニ塁間を破られ1−1の同点に追いつかれてしまう。

 3回裏中防の攻撃。ニ死走者無しから、久々参加の10番岡畑が叩き付けた打球は快足を飛ばして内野安打。続く1番渡辺が死球。ニ死一塁ニ塁の場面、2番坂内が右翼前へポトリと落ちるラッキー安打でニ走岡畑が生還し2−1と勝ち越し。さらに頼れる3番斎藤(健)が左翼へ巧く流し打ち2者が生還し4−1と突き放す。

 5回表MBAさんの攻撃。4回1失点とまずまずの投球をした堀本に代えて、入部希望の19歳加賀谷をマウンドに送る。先頭打者にいきなりきれいに弾き返されるものの右翼手五十嵐の好守備で右翼ゴロとなる。これで気を取り直した加賀谷は、続く2者を簡単に打ち取り、堂々のデビューを飾る。6回も3つのアウトを簡単に取り、安定したピッチングを見せた。

 6回裏中防の攻撃。無死ニ塁の場面。ここで代打で登場するのは入部希望の21歳中川原。いかにも長打力のありそうな構えから放たれた打球は・・・残念ながら左翼飛に倒れる。しかし、このまま終わらないのが今日の中防。主砲4番小川がきれいに中堅に弾き返し5−1と追加点を挙げる。

 7回表MBAさんの攻撃。マウンドには前の回に代打で出た中川原が登る。この回は不運なかたちで1点を失うものの、続く8回、最終回となる9回とMBAさんの強力打線を力でねじ伏せ、こちらも3回1失点と堂々のデビューを飾る。試合はこのまま中防が逃げ切り、5−2で勝利。入部希望の二人にいい試合を見せられた。

 試合後、二人は入部を即決。背番号は、加賀谷が「18」、中川原が「21」に決まった。慢性的な投手不足で悩んでいた中防を救う、まさに救世主となることだろう。これから一緒に頑張ろう。よろしく!!

 さて、今週の『7番な人』(決して江川な人のパクリではない)。この試合の勝負を決めたポイントは3回裏の中防の攻撃。1番渡辺が死球で出塁したところで勝負あり。なぜなら、2番坂内、3番斎藤(健)がここ数試合当たっており、相手投手は絶対にチャンスでここに回してはいけないのだ。結果、中防はこの回に3点を挙げ、完全に試合の主導権を握った。初回の鮮やかな先制劇もあったが、それよりも上位打線がチャンスで一打出せたことが大きかった。

 それだけに、5回裏の無死二塁三塁、10番岡畑という場面で、三走斎藤(能)の本塁憤死は痛かった。筆者もこの場面を見て改めて考えさせられた。次の塁を常に狙う姿勢はもちろん大切であるが、状況(打順やアウトカウントや点差)を考えて、“敢えて行かない” 判断も必要であると。こうした状況をプレー中に瞬時に判断するのは難しい。だから、プレーが始まる前にあらゆる状況を想定して、こうなったら自分はどうするということを何通りも考えておかなければならない。チーム全体でこうしたちょっとした意識を積み重ねていければ、中防はさらにレベルアップしていけるだろう。当然、堀本−加賀谷−中川原と繋いだ投手陣の好投なくしてはこの勝利は有り得なかった訳だが、今回は攻撃にスポットを当ててみた。

 寸評を書いていると書きたい事がたくさん出てくる。まだまだ山ほどあるのだが、既にかなり長くなってしまっているので、この辺で筆を置くことにする。また執筆依頼があるまで。

                            (記:#7)
 

 

MVPポイント

齋藤健太郎★★( 試合の主導権を握る2点タイムリー )
南雲 雄太★★( チームを勢い付ける技あり二塁打と、炎のヘッドで内野安打 )
坂内 智洋★ ( 決勝タイムリー )
堀本 直輝★ ( 4回1失点の好投と2安打の活躍 )
岡畑 大樹★ ( 流れを変える内野安打で決勝点のホームを踏む )

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