寸評:「試合の流れ・・・」
空に雲は無く陽は照っているものの、風がメチャメチャ強い中、DTLでおなじみのマックスビートさんとのWヘッダー。翌週の城東リーグ開幕に向けて素晴らしい内容と結果を残し、弾みをつけたいところだ。
試合は初回、いきなり中防打線がつながりを見せる。先頭浜田(打撃好調により抜擢)が内野失策で出塁すると、2番坂内も四球を選び、足も絡めて無死二三塁のチャンス。ここでパスボールを頂き1点を先制!3番齋藤(健)も四球&盗塁でなお無死二三塁。ここで主砲小川はレフト前に弾き返し2者が生還!(左中間を破る手応えであったが、かなり風に押し戻されたとの噂・・・)。続く5番吉澤もレフト前に弾き返し連続タイムリー(ハワイで財布パクられたとの噂・・・)!この連打は一気に試合の流れを引き寄せ、非常に大きかった。その後も攻撃の手を緩めず、ワイルドピッチと齋藤(能)のスクイズでさらに2点を追加し、6点を先制した。
その後3回に1点、4回に2点を追加し、先発のエース阿相も4回まで無失点に切り抜け、この時点で9−0。ほぼ勝利を手中に収めたかと思いきや、5回裏、マックスビートさんの反撃を受ける。先頭打者にセンター前ヒットを浴びると、レフトエラーと四球で無死満塁のピンチ。続く打者にライト前に運ばれ失点。その後もゲッツー崩れとタイムリーで合計3失点。
6回裏、二死からレフト前ヒットとサードエラーで二死一二塁。ここでレフトオーバー3塁打を浴び2者が還る。残すは最終回のみだが9−5と試合に行方はわからなくなった。
最終回表、先頭の4番小川がレフトオーバー2塁打で出塁。その後、エラーと四球で無死満塁のチャンス。続く上西、五十嵐は連続押し出し四球。9番齋藤(能)は、三遊間を抜き、2点タイムリー!は今期初ヒット。。。4点を追加し試合を決めた。
エース阿相は大量得点に守られ、5失点ながらも完投勝利で今期3勝目!被安打7と打たれたものの、まずい守備もあったわけだし、2四球7奪三振は悪くないと筆者は感じている。本人は満足していないようだが、それはそれでよし。エースの自覚というものであろう。さらなる成長を期待している。
トピック
@ 初回の連続タイムリー 4番小川、5番吉澤による連続タイムリーは素晴らしかった。公式戦で見てみたい(勿論このコンビでなくともよい)
A セフティーバント 4回表、無死2塁から、坂内のセフティー内野安打は絶妙。中防スモールベースボールにおいて、セフティーバントはもっとほしいと感じる。これができる人は重宝されるだろう。中防SB。。。
B 試合の流れ 5、6回に反撃に遭い、試合の流れを持っていかれた。実はこれには伏線があった。江川な、いや小川な人なら気付いているかもしれない。それは、5回表の攻撃にある。そう、三者凡退(うち内野フライ二つ)だ。野球は守りからリズムをつくるもの。凡フライ二つを含めた拙攻で相手に流れを与えてしまったのだ。案の定、先頭に出塁を許し、あのような結果に。。。小川FMはよく、「取った後、大事よ〜」とか「初回大事よ〜」というフレーズを口にする。実はそれ以外で、三者凡退の後も大事なのである。流れを持ってかれやすいから・・・。つまり全部大事だ。しかし、ただ全部大事だと考えてしまうと、その回、その回の大事さの重みが無くなる。そこで重要なのは、イニングによって違う大事さの理由を皆が認識しているかどうか。それができていれば、集中力を持続できる。全員が試合の流れを読める選手になってほしい。 この試合において、6回が終了した時点でスコアは9−5プラスα(流れ)と考えると、実質9−7ぐらいであっただろうと筆者は考える。7回の4点はかなり大きいと感じている。逆に三者凡退であったらと考えるとゾッとする。
(記:C@P #10)
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