寸評:「野球はツーアウトから」
城東ベイサイドリーグの第8節。対戦相手のミーティアーズさんは第1回、第2回大会の準優勝チームであり、2004年度江東区民大会優勝チームである。この近辺では最も安定感の高い成績を残す、さしずめ「ビワハヤヒデ」のようなチームさんだ。中防も昨年の決勝では勝ったものの、その前2戦は惨敗している。今大会も暫定
トップを走っており、山場の一つであることは間違いない。
試合は初回、一死から坂内への打球がショートゴロエラー。二盗後、3番沖さんにツーベースを打たれる。二死後、ワイルドピッチで先制点を許してしまう。
その裏、先頭の渡邊が死球で出塁。二盗後、齋藤健が粘った末に右中間にタイムリーツーベースですぐさま追いつく。なおも阿相が一二塁間を抜き、一三塁にすると重盗で逆転に成功〜♪
3回表、先頭打者を歩かせると、1番打者の中倉さんにセンター前へ弾き返され一三塁。ここで阿相が牽制で一塁走者を誘い出す!1−3−6−2と転送されるも、重盗を許す形となってしまう。中防はどうしてもこの一三塁からピッチャーが牽制で誘い出すまでは上手くいっても、結局失点する羽目になってしまうことが無茶苦茶多い。ランナーを挟むことがアダになってしまうのはいただけないな〜といつも思う。これで同点。なおも二死後、4番の中倉さんにレフトオーバーのスリーベースを打たれて再逆転!!
中防は4回裏、堀本、坂内とポンポンと倒れてツーアウト。ここでバットをオークションで落札しまくっているミラクル竹男が打席へ。会心の打球はドライバーショットのように綺麗な弾道を描き、左中間を真っ二つ〜!これが同点ホーマーとなり、再度試合を振り出しに戻す。なおも中川四球、渡邊がこの日3つめのデッドボールを受けると、齋藤健の当たりはセンター前へフラフラと…。これが先ほどミラクル竹男のホームランで深めにポジショニングしていたセンターの前へポトリと落ち、二者が生還〜!再び逆転に成功した!
6回裏も先頭の中川がライトオーバーのスリーベースで出塁!これを3連続デッドボール中の渡邊がライト前へのテキサスヒットで還すダメ押しヒット〜!
最終回は先頭、次打者と連続四球でピンチを招いてしまう。打席にはイヤなバッターの1番中倉さん。3点差とはいえ、一発が出れば同点だ。しかし、そのイヤなバッターをファーストゴロで一死。2番高橋さんをサードゴロで二死。3番沖さんはファーストフライでゲ〜〜ムセット!!ミーティアーズさんから念願の白星をGETした!!
この試合、4、5、6、7番という中防の中心打者が12タコに終わったものの、その他の打者が頑張り、ヒーローは日替わりで出てくるんだな〜という印象。全員が不調だとキツいものがあるが、9人いる中の3人ぐらいに当たりがあれば、なんとかなるような気がする。また、相手投手の高橋投手の調子もイマイチで、コントロールに定評のあるピッチャーなだけにおそらく彼自身、1試合で5つの死球を出した経験もないのではなかろうか?しかも中防では最も塁に出てほしい渡邊に痛くない死球を3つもブツけてしまったのだから、運はこちらにあったのだろう。(まあ1つは余裕の盗塁死もあったが…)^^;
再逆転に成功した4回の攻撃はツーアウトからの五十嵐のホームランで幕を開けた。たかだかアウト1つ、されどアウト1つなのだ。こういうケースがあるから野球は決してあきらめてはいけない。
城東もこれでプレーオフへの道が大きく拓けてきた。残り3戦を1勝で進出決定だが、いちおう昨年のディフェンディングチャンピオンとして、1位通過をしておいて、上で悠々と対戦相手を待ち構えていようではないか!
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