寸評:「江東区民大会 初戦突破!」
江東区民大会が雨天でズレ込むなどして、結局この日、17日(月祝)に行なわれることになった。2日連続しての活動はこれまでにはあまり記憶にないが、前日に真っ黒になったユニフォームを洗濯し、生乾きで臨むことになった。試合前、パラパラと雨が落ちてくる。また今年もこいつが健在だ。ノッシノッシと大きな腹をした審判団長らしき人間が、「オレ様がすべての権限を握っているんだよ〜ん」というような態度でグランドを確認に来る。どうにも腑に落ちないこの審判団の動きに中防ベンチもイライラ…。結局25分遅れで試合は開始された。
初回、二死から阿相のセカンドゴロを悪送球!すかさず盗塁で二死二塁。ここで小川は痛烈な三遊間への打球を放つ!後ろから見ていた筆者には綺麗に三遊間を破ったかに見えたが、実は三塁手のトンネルだったらしい。とにかく先制〜!
その裏、齋藤健は二死から高いバウンドでサード吉澤の頭を抜かれるが、4番を三振に仕留める。
2回、両軍ともに無得点。
3回、一死から渡邊、吉澤の連打で追加点〜!打っては走り、打っては走り、キャッチャーがポロっとしようものならまた走る。しかし三塁走者となった吉澤は、虚をつかれてキャッチャーからの牽制でタッチアウトだ〜。^^;
前日の試合(ジョニー戦)でもイキたくてたまらないこの若者は、サードゴロの二塁走者でも大きくディレードし過ぎていて刺されている。このところ吉澤のランナーとしてのタッチアウトは、C@Pの悪送球と同じくらい非常によく見かける光景になってきたが、筆者のあくまで個人的見方としてはあまりこれを責めたくはない。次の塁に行きたいという気持ちがありありと伝わるからである。気を抜いていたり、ボケ〜っとしていてのミスというよりは、次の塁を狙いすぎてのアウトだからだ。例えば仕事においても頑張り過ぎたための部下のミスは上司としてなかなか叱れないもの。っていう感覚に似ている。まあこいつの走塁ミスをチームとして補って余りある結果(勝利)を残せているからだろうけどね。もしこれが致命傷(敗戦)につながりだしたら考えも変わってくるかもしれんけど、幸運にもチーム力が補ってくれている間に一流の走者に育ってほしいと切に願う。
その裏、リリーフの惠谷が二死から死球を出す。しかしこれは、セーフティバントを試みようとした右打者が自分から当たりにいったもの。ていうか、ストライク。ん〜、まあしょうがない。しかしこいつが盗塁を決めてライトへのタイムリーで還ってしまう。これも野球だ。
4回は小川がツーベースで出塁も坂内のきれいなファーストライナーでWプレーになってしまう。
5回、先頭五十嵐の打球は当たれば飛んでいく。レフトオーバーのツーベースで出塁。これをイブシ銀の涌井が送って、齋藤健のときにスクイズだ!しかし相手に読まれたのかたまたまなのかピッチャーの投球は齋藤健の頭の上へ〜。それを当てられない筆者の目には無残にも三本間に挟まれるおっさんの姿が…。^^;
しかし気を取り直してここから連打で二三塁。吉澤は平凡なショートゴロだが、これを悪送球してくれて二者が生還!!
その裏、四球、セーフティバント(今回は成功)で二死一二塁。ここで3番打者にライト前へ持っていかれるが、涌井−小川−阿相のホットラインでホームを許さず〜!しかしホントに最近のカットプレーの成功率は無茶苦茶高い!!(な〜んていってると次あたり失敗しそうだが)
6回、小川の内野安打も惠谷の内野ゴロで入れ替わり、俊足惠谷が盗塁で刺される。結局三者凡退に終わると、その裏、なかなか簡単に白星はつかめない。
二死からライトへの大飛球はツーベース。次打者も会心の当たりで、一瞬、狭い夢の島のライトが頭をよぎり、柵越えかとも思ってしまった。しかしなんとか最後の打球はレフトフライで筆者の手に収まりゲームセット。区民大会初戦をなんとか辛勝でモノにした。
関東草野球連盟しかり、この江東区民大会しかり、どうも審判の質に疑問符が残ってしまうのだが、こうやって他の大会に出てみるといかに東京審判協会の質が高いかがわかるというもの。我々は質の高い審判さんに慣れちゃっているのだろうか?筆者もこの日はなにかとジリジリとした思いだったものの、しかし我々中防は「相手の土俵に立って勝つこと」を目標にしたらどうだろうか。こういう審判の試合はよくあることだし、なおかつそれを負けた言い訳になど死んでもしたくない。相手のホームグランドに行って勝つ。自分に不利なジャッジをされる中で勝つ。相手の汚い野次の中で勝つ。などなど、すべてにおいて相手に有利な環境の中で勝てるチームになりたい。だから、あまりイライラせずにむしろそれらを甘んじて受け入れ、それ以上の結果を残せるチームになろう!その域に達することができれば中防は無敵だ!
こういうときにイライラすると、自分はまだまだ未熟だな〜と後になって思ってしまう…。
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