寸評:「お見事 初完封!!」
クソ暑い…。ウダるような暑さであるが、本日は3枠を確保。この6時間で2試合を敢行する。このところ公式戦続き
だが、久しぶりの練習試合ということでマウンドには坂内を送る。いきなり公式戦にはブツけられないので、こういう試合で実戦経験を積ませておきたいところ。しかしこれが、いい意味での誤算となった。対戦相手はシルバーフォックスさん。昨年、阿相が3ホーマーを浴びて撃沈した相手。非常に打撃のよいチームさん
という印象で戦前は苦戦を強いられることが予想された。
初回、スランプ気味だった助っ人渡邊が珍しくレフト前へのヒットで出塁。次打者中川の放った打球はライトを越えるランニングホーマー!幸先よく先制に成功!ここからはある意味、誤算…。^^;
相手投手のコントロールが定まらず、四死球の連発なのだ…。ただ、そんな中でもこれまたスランプで打順降格を食らっていた坂内もセンターへ弾き返す2点タイムリーを放ち、長いトンネルを抜ける光明の兆し。この回は結局打者一巡のビッグイニングとなり、6点を奪う。
さて、マウンドの坂内。ナチュラルカーブを駆使して、快投を演じる。初回はややアンラッキーな三塁打を許すが、ここで慌てず相手4番打者を三振に討ち取る。2回以降も
スイスイと投げきり、終わってみれば3被安打、5奪三振、2与四死球でまったく危なげのない完封劇だ!^^
昔で言えば、初代エースである高橋が初完封を遂げたのは実に27試合目。現在の主戦力である阿相に至っても29試合目。そして速球自慢の惠谷はいまのところ完封経験はない。それなのに、特に球が速いわけでも驚くべき変化球を持っているわけでもない吉田や坂内がアッサリと完封してしまうところに野球の妙味があるように思う。どんなにすごい球を持っていても、またどんなに弱い相手であっても、1点もやらずに試合を終えるというのはとても難しいことであることがわかる。ただ吉田も坂内も四球は少ないタイプで、やはり余計な走者を出さないコントロールを持っていること
が最低限必要なことなのだろう。
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