70戦 12月18日(日) 11:00〜  亀戸B面 城東BSL・PO決勝戦 VS ミーティアーズ(1勝2敗0分)

TEAM

TOTAL

中防トンネルズ
ミーティアーズ

中 防

1回

2回

3回

4回

5回

6回

7回

打点

盗塁

失策

渡邊 昌一 8 三 振 遊内安     三ゴロ    

齋藤健太郎 4 三 振 三 振     ニゴロ    

阿相 朋樹 1 死 球   一 飛     一邪飛  

小川 悦哉 3 三 振   投 飛     左 飛  

坂内 智洋 6   右前安 投ゴロ     三ゴロ  

惠谷 譲司 2   三振逃   左前安     三ゴロ

吉澤 武道 5   ニゴロ   三ゴ併     三ゴロ

五十嵐竹男 9   三 振   三 振     三ゴロ
齋藤 能之 7   遊失@     三 振    
勝敗

投 手

投球回数

打 者

被安打

四死球

失 点

奪三振

備 考

阿相 朋樹 7回 31

19勝13敗1S



寸評:「2005年 天王山の戦い!」

 ついにここまでたどり着いた。昨年からこの城東ベイサイドリーグに初期メンバーとして参戦。初戦に侍さんに敗退し、このレベルの大会で、はたして恥ずかしくない試合をこなしていけるのか?もしかしたらダントツで最下位になってしまうのではないか?おれたちのレベルでは場違いではないのか?そんな不安が頭をよぎったのは昨年2月のこと。そんな中防が翌年の今大会 で、テッペンを目の前にした舞台に立つことが出来ている。

 とはいえ、昨年も8勝3敗でプレーオフに最下位(5位)として出場することができた。プレーオフの1戦目はルーキーズさんを下したものの、2戦目でワンダーウルフさんにサドンデスの末、敗退…。今年にいたっては、 なんといきなり3連敗からのスタート…。一つでも星がたがえば、プレーオフへの進出は絶望となる中、まさに綱渡りのようにギリギリのところで勝利を重ね続け、やはりギリギリの最下位 (本戦5位)としてなんとかプレーオフに進出。運にも恵まれた。昨年以上に混戦になったおかげで、4敗1分でもプレーオフに進出することが出来たのだ。昨年の例でいえば、侍さんがやはり4敗1分だったが出場できなかった。そういったラッキーもあって、いまこの場所にいる。こうなったら千葉ロッテ並みの勢いに乗じて、優勝の栄誉を勝ち取ってしまおう!!

 試合は初回、1番渡邊、2番齋藤健が連続三振で幕が明ける。阿相は死球で出塁するも4番小川も三振。
 その裏、先発の阿相が先頭にレフト前を打たれると、続くセカンドゴロを齋藤健がファーストへ悪送球。なおも四球でノーアウト満塁という絶体絶命のピンチ!ここで4番葛井さんに痛恨の押し出し四球。しかし次打者のサードゴロで、惠谷が意地を見せる。5−2と渡った送球、ファーストが間に合わないと見るや否や、サードへ転送!オーバーランをしているスキをついたのだ。これが綺麗にはまり変則ゲッツーを成り立たせる。一死満塁になろうかという場面が二死一二塁になった。これはかなり中防守備陣を楽にした。結局最後もサードゴロに打ち取り、最少失点でこの回を切り抜けることが出来た。

 1点を取られながらも、良い流れで攻撃に移った中防は、先頭の坂内がまず右中間へのヒットで出塁。二盗を決めると、続く惠谷がワンバウンドを三振!…と思いきやキャッチャーがこれを後逸!振り逃げで懸命にファーストへベストラン!この送球が高投となり、悪送球〜!二塁にいた坂内がホームを駆け抜け同点!試合を振り出しに戻す。なおも二死をとられるが、ここでプレーオフのラッキー男、齋藤能が打席へ。三遊間へ放った打球を、相手ショートがお手玉!拾い直してファーストへ送球するが、齋藤能のヘッドスライディングが間一髪早い!セ〜〜〜フ!!さすが「なんとかするでござる」ものである。相手ミスをついて、逆転に成功した!

 3回裏、打順は1番から。先頭打者をサードへの内野安打で出塁させると、2番にも一二塁間を破られる。3番打者にはセンターへ弾き返され、この試合2度目のノーアウト満塁だ。ここで4番打者をサードゴロ。5−2−3へと転送した最後の球がワンバウンド!しかし小川がしっかりと捕球。 セーフではあったものの、これを後ろに逸らしていたら大量失点につながりかねない。続く5番打者もサードゴロ!再度5−2−3と転送するが、またもやワンバウンド〜!しかしこれも小川はキャッチ (結果はセーフ)。6番打者はカウント2−3にしてしまう阿相。押し出しもあるこの場面で、最後は打者の裏をつくカーブで見逃しの三振〜!!奇跡的に得点を許さない!!

 4回表も二死一二塁のピンチをファーストゴロで切り抜ける。5回も一死から葛井さんに四球を与えるものの、ショートライナー、三振で振り切る!その間の中防打線というと、3〜7回まで毎回三者凡退に打ち取られてしまう。

 そして迎えた7回裏。ややビビりがあったのか、先頭打者にストレートの四球を出してしまう。2番のイヤな左打者はセカンドフライに打ち取りワンナウト。続く3番打者の当たりは強めのセカンドゴロ!4−6−3のゲッツーかと思いきや、齋藤健がファンブル!!しかもファーストへ投じた球はワンバウンド〜!しかしこの日の小川は 鉄壁だった。これを難なくすくい上げ、ドタバタしながらもツーアウト。ここで4番打者葛井さんの登場だ。一塁が空いているものの、埋めたところで後続の打者もイヤなバッターだ。

 初球、意を決した阿相は真ん中へ直球!ストライク!「勝負だ!」という意思表示の1球目だった。 最後の最後まで緊張感に包まれ、一球たりとも気を抜くことなど出来ない。2球目、ストレート系の球を葛井さんが打ち上げた!しかしサード後方の難しい打球だ!サード吉澤が背走する! 捕れるのか?しかしここで坂内が横から回り込み、倒れ込みながらもしっかりとキャッチ!!え?勝ったのか!?「ゲ〜〜〜〜〜ムセット!!」「やった あああああああぁ〜〜〜!!」歓喜の中防ナイン!!

 マウンド付近に集まる輪の中に、人目もはばからずに涙を溢れさせているGM菊地も駆け寄る…。抱き合い、握手しあい、喜びを分かち合う。あ〜、いま思い出しても感激してしまう…。こんなに幸せを感じる瞬間があってよいのだろうか?あ〜、ダメだ…。会社で泣き出すわけにもいかない…。

 はやる気持ちを抑えながら整列。握手時、涙で「ありがとうございました」の声も出ないGM。よっしゃ胴上げだ!!「いつかは城東で胴上げされてみたい」。酒の席などで、GMはそんなことをたま〜に漏らしていた。それを現実にできるなんて…。泣き崩れるGMをマウンドに引っ張る。そして、「いくぞ 〜!」。「せ〜の、ワッショイ、ワッショイ…」。一度、二度、三度…。あ〜、よかった…。嬉しいよ〜、嬉しい、嬉しい、嬉し過ぎる…。あ〜、やっぱダメだ…。(T_T)


 

 

MVPポイント

阿相 朋樹 ★★ ( 優勝投手、本戦で11失点した相手を自責点ゼロでリベンジ! )
惠谷 譲司 ★★ ( 好リード&初回のサード刺殺は試合の流れを引き寄せる! )
小川 悦哉 ★★ ( 数々のワンバウンド送球をすべてカバー!! )
吉澤 武道
 ★★ ( 7度の守備機会を安定してこなす、ダイビングキャッチも! )
齋藤 能之 ★★ ( 記録はエラーだが気持ちは内野安打の「ござるヘッドスライ」! )
菊地 直樹 ★★★ ( トンネル集団をここまで牽引!胴上げは重いからダイエットして )

トップページに戻る