寸評:「阿相、快投劇!」
今週は中防としてはグランドを押さえられなかった。そのため、募集中のチームさんに試合を申し込んで遠征だ。初参上となる谷中公園は足立区にあり東綾瀬公園の近く。フェンスに覆われている好球場だが、両翼が推定70mと比較的狭めな印象。対戦相手のECOさんは初対戦で、エコロジーなのか何の略かはわからない。とても強そうなチームだ。
試合は引き締まった投手戦になる。初回の守り、一死後に四球を出してしまう。続く投ゴロの間に二進。しかしこの走者を牽制でOUT!タイミングはセーフに思えたが、そこは攻撃側審判の裁量によって左右されてしまう。
その裏の中防は三者凡退に抑えられる。
2回、先頭の4番打者にセンター前に弾き返されるが、この走者も牽制でOUT!一塁手小川のスローイングが低投だったものの、坂内が無難にこなして事なきを得る。
その裏の中防は小川と吉澤が四死球で出塁するものの得点に結び付けられず。
3回、センター前、レフトオーバーと連打を浴び、無死一二塁のピンチ!しかし阿相はここで踏ん張る。後続の9番打者を三振、1番打者を三振、2番打者をライトフライに打ち取り、無失点に切り抜けるのだ。
ピンチの後にはチャンスあり。先頭の上西が、インコース
に入ってくるカーブをジャストミート!高々と打ち上げられた球はレフトフェンスを越えていく…。値千金のソロホームランで1点を先制!なおも一死後、渡邊はレフト前へクリーンヒット!この打球処理が緩慢な左翼手を見るや否や、すかさず二塁を陥れる。ナイスラン!続く浜田はインコースに入ってくるカーブ、つまり上西とおんなじ球をレフト前へ弾き返し、渡邊を迎え入れる。浜田の通算100安打目は貴重なタイムリーに!なおも小川のワザありのライト前、坂内のサード強襲ヒットなどで満塁と攻め立てるも、吉澤がサードゴロに倒れて追加点ならず。
4回の阿相は内野ゴロ三つに抑える。
その裏の中防も交替した相手本格派投手の前に四者凡退で抑えられる。
5回は先頭の6番打者をショートへの内野安打で許すが、2つの内野ゴロで二死。三死目はセンターへの弾丸ライナーを渡邊の好捕で切り抜け、失点を許さない。
6回は一死から2番打者にセンター前、3番打者にレフトへツーベースを打たれ、二三塁。見るからに雰囲気満点の4番打者と対峙する阿相。一塁が空いているものの、ベンチからは「勝負しろ!」とGMから声が飛ぶ。結果、強烈なゴロを打たれるも坂内のほぼ正面を突き、三塁走者を釘付け!5番打者にはカウント2−3から高めの直球を粘られるも、最後はアウトローのストレートで見逃しの三振!!この試合、最大の山場を最高の形で切り抜けた!アッパレ!!
最終回も危な気なく、3人で切って取り、阿相は2試合連続の完封勝利をモノにした!対戦相手のECOさんは、普通にやれば力量としてはとてもじゃないが敵わない相手だった。全員が鋭いスイングで強烈な打球を放ち、先発投手、リリーフ投手ともに中防に来れば確実にエースになりそうな高い能力を持っていた。しかし阿相は要所を締めて本塁を許さなかったし、中防に来た流れをエラーや四死球などであちらへ渡さなかった。守備陣も援護し、両軍あわせて無失策というのがこの試合を締まったものにした。記録には残らなかったが、ECOさんにはレフト前で二塁を許したり、2つの牽制死、サードフライ(吉澤のポロリ)に対して打者走者が走っていなかったりなど、試合に対する態度にややスキが見られた。結果、必死な姿勢で臨んでいた中防に軍配が上がったのだろうと思う。しかし負けてなお強しというか、正直言って次にやったらもう勝てないような気がするほど、個々人のレベルは高いチームだった…。^^;
|