寸評:「仮想 侍戦…」
台風17号の接近と同時に急に気温が下がり涼しくなった東京地方。野球をやるにはちょうどいい気温が続いていたが、今年はなんてったって“日曜になるととても天気が良くなってしまうの法則”で、この日も快晴!そのおかげで気温も上昇し、東京でも久し振りに真夏日(32.7度)を記録した。
今回の対戦相手は江戸川区で快進撃中のNUTTYさん。4部優勝、3部優勝、2部優勝…、みたいに毎年のように昇格して現在1部で活躍されているそうだ。
試合は初回を0−0で終えると、2回表、NUTTYさんの先頭にライトへ運ばれる。急造右翼手の上西が後ろに逸らしている間に打者走者は三塁に達する。更に四球で一三塁にすると、一死後にセンター頭上へタイムリースリーベースを打たれてしまう。その走者もセンターへの犠牲フライで還り、都合3点のビハインドだ。強豪相手にこの3点が重くのしかかる。
その裏、中防も二死ながら3つの四球で満塁のチャンスを得る。しかし、打席の宇佐美は見逃しの三振でこのチャンスを生かせない。
3回裏も一死一二塁から二塁走者の齋藤健が三盗。次の球で一塁走者の阿相も二盗を試みる。しかしこのとき、坂内の会心のセンター前と思われたライナーが盗塁によりベースに入った二塁手の正面に飛んでしまうアンラッキーでWプレーとなってしまう。
4回裏も一死から惠谷がセンターオーバーのスリーベースで出塁!しかし後続の五十嵐、中川と連続三振に倒れてしまう。ホームベースの遠い展開だ。
5回裏も一死後、3つの四球で満塁のチャンスだ。ここで期待の持てる坂内に打席が回ったが、サードフライに倒れてしまう。と、届かない…。2回以降、毎回サードまで走者を進めるもどうしても還せないという展開。
チャンスを生かせないでいると、大抵は相手に得点が入ってしまうもの。6回表の先頭打者の打球はキャッチャー前の小フライ。追いかける惠谷はこれに届かなかったが、回転のかかったこの打球が惠谷を襲う!よけきれずに内野安打に。一死後、センターへタイムリーを打たれて4点目を奪われてしまう。
しかしその裏、ようやく得点をモノにする。この回も3つの四死球で満塁にすると、絶不調の吉澤が三遊間を抜きようやく1点をGET!宇佐美のところに代打の切り札、涌井を投入!ここは1球もストライクが入らずに押し出しで2点目をGET。齋藤健が三振に倒れツーアウトになったが、上西も押し出しの死球で3点目。1点差に追いつく。
最終回の7回裏は先頭の坂内が四球で出塁。エンドランで二塁に。盗塁で三塁に。ここで惠谷がスクイズを決め、最後の最後でようやく試合を振り出しに戻すことに成功!なおも惠谷が還ればサヨナラだ!ここで惠谷は牽制に挟まれる…。^^;
次打者の五十嵐も四球で出たものの、盗塁死でジ・エンド。
NUTTYさんは先発投手を4回まで投げさせ、5、6、7回とすべて投手をスイッチしてきた。元々そういうチームなのか、ただ単に試しただけなのかはわからないが、リリーフ陣がみな四死球の多い投手だったために、なんとか追いつくことが出来た、という試合だった。
この試合前にGMから、このチームレベルの高そうなNUTTYさんを来週行なわれる“仮想侍戦”と位置付けて戦うとの言葉があった。結果、引き分けだったが、実際に引き分けてしまうと同率のため得失点差の勝負になる。現在得失点差で侍さんとは4点のビハインド状況なため、仮に引き分けるとプレジャー戦を5点差以上つけて勝たなければならない。城東BSLのプレーオフ進出の絶対必須条件は、最低でも引き分けということになる。来週の侍戦、負けたら終わり。まあしかし、いきなり3連敗して土俵際に追い詰められ、よくぞここまで粘ってるな〜という印象でもある。^^;
ここまで粘ったら、ウッチャるしかないだろう!
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