寸評:「本塁打×3、三塁打×2」
台風4号が千葉をかすめて過ぎていったが、気象庁はそれと同時に関東地方も梅雨入りを宣言した。そんなわけでこの日は雨予報。筆者はこれ幸いにと、免許証の更新に行こうかと思っていたところだ。しかし、蓋を開ければ、雨など降りそうな気配もない。むしろ快晴で今年一番の暑さとなった。
城東BSLも第7節だ。中防はすでに4敗しており、プレーオフの可能性は限りなく薄いがゼロではない。万が一、可能性があるとしたら、敗戦をなんとか4敗で食い止め、5位タイで3〜4チームひしめき合う展開を願うしかないだろう。仮にそうなるとすると、得失点差が最後に大きくモノをいうことになる。要するに中防としては、残り試合を全勝で、なおかつ可能な限り大差をつけて勝っておいて、あとは運を天に任せるのみ。
今回の対戦相手はルーキーズさん。今年は中防もなかなか勝てていないが、それにも増して絶不調のチームだ。ここまでは4敗1分けと惨々な状況。昨年の本戦で4位だったとは思えないほどのスランプだ。こうなってくると、ルーキーズさんにだけは負けられないという心境になる。麻雀でも1人がツかなくなると、絶対にそいつに振り込んで、運気を上昇させてはならないというのと一緒だ。
さて、試合は初回にいきなり大きく動く。先頭の渡邊が死球で出塁すると、今シーズン10打席無安打の中川が、会心の当たりをライトオーバーに放ち、タイムリースリーベース!GMは昔っから、2番打者に最も打率のいい打者を置きたがっているので、一昨年首位打者の中川にしっかりとこの位置に座ってほしいところだ。なおも齋藤が四球で一三塁にすると、ディレードスチール&侠殺プレイで1点を追加。なおも相手失策にすると、五十嵐のときにエンドラン!これがセンターオーバーとなり、二者が生還!なおも一死後、江本のときにスクイズを敢行!ソツのない攻撃で5点の先制に成功した。
幸先の良い援護をもらった阿相は、その裏を四者凡退に抑える。
2回表は一死一塁から、小川が右中間へタイムリーツーベースを放ち6点目。
3回表は一死から齋藤能がセンター前へヒット!これを相手センターが後逸し、齋藤能は一気に三塁へ!ここで浜田のときにまたスクイズ!これも綺麗に決まったかに思えたが、審判はバッター浜田の足が打席から出ていたと主張。よって、「バッターは打ち直し?&サードランナーはアウト?」とジャッジされる。??ホンマにこのジャッジは正しいのだろうか??(現在調査中)
4回は先頭の渡邊がレフト線にホームラ〜ン(ベンチのファインプレーという話もあるが)!続く中川もセンターへ二者連続となるホームラ〜ン(これは実力と認められる)!
しかしその裏、中川の悪送球をきっかけに、ヒットで一死二三塁。キャッチャーフライで二死までこぎつけるが、続く7番倉沢さんにレフトへタイムリーを打たれる。なおもこれを齋藤能が後逸し、二者を迎え入れてしまう。
5回表、四球で出た江本がパスボール×2で三塁へ。浜田が死球で一三塁にすると、またWスチールを成功させる。江本のスタートは思いのほか良く、完璧だった。最近、一三塁からのWスチールの成功率が異常に高いという実感がある。あとは、これを1点を争う場面で成功させられればいいのだが、緊張感みなぎる試合では、逆に下手な動きに出てほしくないときもあるため、そこのところは微妙だ。そのときのランナーにもよるか?
6回表、一死から小川が左中間へツーランホームラ〜ン!続く五十嵐も、左中間へ!1試合で2度の二者連続弾か?とも思われたが、惜しくもスリーベース止まり。しかしこれも江本がセンターへ弾き返し、都合12得点をあげる!
投手阿相はその裏に相手5番山田さん(中防はこの名前に弱い)にライトへ潮見球場の高いフェンスをワンバウンドで越える特大のホームラン(正確にはエンタイトルツーベースなのだろうが、あまりに大きな当たりだったのでホームランで納得)を打たれるものの、2与四死球3失点に抑えて8勝目をあげた。
城東BSLも首の皮一枚つながっているのか、切れているのかわからん状況だが(つながっていると信じたい)、次戦は昨年度覇者でもあり、今年も現在暫定トップを快走中のアスリーツさんだ。この城東BSLでは自他ともに認める横綱チーム。とはいえ、これに負けたら本当に望みはなくなる。胸を借りるつもりで、また、金星をあげるつもりで頑張ろう!
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