寸評:「草魂初戦、サヨナラ負け!!」
前々日の雨の影響でグランドは重馬場。草魂カップの対戦相手は超強豪CROSS
ROADさん。118チームがエントリーしている中、なにもわざわざこのチームを相手に引き当てなくても…、との思いだ。^^;
試合は初回、両チームとも三者凡退で幕を開ける。相手投手は山田さん。超スローボールとスピードボールを投げ分けられて翻弄されてしまう。こっちの先発阿相も四球を出すものの、牽制で刺すなど上々の立ち上がり。
2回表、小川が死球で出塁すると、坂内は一塁線に絶妙のセーフティバントを決める。この一二塁のチャンスに阿相がセンターオーバーのツーベース!これで先制。なおも一死後、江本のスクイズは、坂内が上手くタッチをかいくぐり2点目。なおも渡邊の高いバウンドのファーストゴロの間にもう1点と、流れを掴み、小気味良く3点を先取!
3回表、一死後、四球、安打、安打で満塁のチャンス!ここで五十嵐の打球はセカンド正面へのゴロ。これが一塁ランナーの阿相に当たる(避けろよ)。ここで審判のジャッジが「バッターアウト!」。この声でフィールドの全選手の動きが止まる。しかもタイムはかからない。おいおい、何をどうすりゃいいんだ?トコトコと帰ってくる阿相に向かって、相手捕手が「バッターアウトならこいつを刺せ!」と阿相を追いかける。その間に坂内は悠々とホームインするものの、審判自体、頭がパニクっている様子で、ちょっと同情気味に「スリーアウトチェンジ&1点」という結果を甘んじて受け入れる中防ナイン。
さて、このジャッジが今後も同様に適用されるのなら、ランナーがいる場面で内野ゴロを打った場合、打球をランナーが思い切り蹴飛ばすのが最も有効な策になってしまうので、明らかにおかしいジャッジだった。同じ「バッターアウト」を宣告するにしても、「タイム」をかけて打者をアウトにし、走者は全部元の塁に戻すのが正しいのではなかろうか。あれをインプレーのまま動かしてしまうと、悪意あるチームなら好き放題にやってしまいかねない。ま、しょうがないか…。
ここが流れの分岐点になる。その裏、サードゴロを五十嵐がファンブルし、エラー。続く一二塁間のヒットも齋藤能が逸らし無死二三塁のピンチ。ここでセンター前に弾き返され2点を返される。このランナーもバントで送られ、一死三塁。これもショートゴロの間に還られ、あっという間に1点差に詰め寄られる。
5回からは投手を久々参加の齋藤健にスイッチし、なんとかして逃げ切りたい構え。しかしその齋藤健が捕まる。一死後レフト前ヒットを打たれると、最も怖い打者山田さんが打席へ。ツーワンからアウトローをすくい上げた打球は、はかなくもライトフェンスを越えていく…。逆転ホームラ〜ン!大歓声に包まれる相手ベンチ。
しかし中防は粘りを見せる。6回表、先頭の坂内がイヤなムードを払拭するかのようにレフト前へヒットを放つ。なおもセカンドエラーや送りバントで二死ながらも二三塁というチャンスを作る!ここで逆転を許した齋藤健が打席へ入るが、初球をファーストフライ…。何やっとんねん。
なおも最終7回表。中川四球、上西死球、坂内四球、阿相死球で同点に追いつく!まさにハラハラドキドキの展開!
その裏、先頭打者にレフト線を破られる。レフト渡邊の好守備もあり、なんとかツーベースに抑える。次打者は内野安打で一二塁。ここで一番怖い打者を迎えるが、歩かせることすらできない状況に追い込まれる。マウンドにみんなが集まり戦略を練るが、ノーアウト満塁よりも強打者との勝負を選ぶ。ツーツーからの5球目、アウトローのナックルを捕らえた鋭い打球はライトの頭を越えていく…。
中防はこれで草魂カップは3年連続の初戦敗退となってしまった。
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