寸評：「接戦も６回あとひとつがとれない」
城東ＢＳＬの第１０節。対戦相手はミーティアーズさん。今年の江東区民大会「優勝」という輝かしい成績を収めた超強豪チームさん。どこまで戦えるか…胸を借りるつもりで挑んだ１戦！
先発は城東リーグではお馴染みの阿相をたてる。一方ミーティアーズさんはベテランエース高橋さん。
先制したのはなんと我が中防トンネルズ。初回裏の攻撃、核弾頭の昌一がインハイのストレートを腕をたたんでうまく弾き返し出塁。肩の良い捕手であったがいきなり盗塁を決め無死二塁。次打者、キャップ菊地が三遊間を破り先制タイムリー。強豪チームから早くも１点をもぎ取った。その後二盗を決めるが、この試合３番に座った坂内は敢えなく三振。４番小川の際にエンドランがかかるも空振り…捕手からの送球が逸れ結果三盗となる。この小川、結局打ち上げてしまい二死。５番道雄はピーゴロ。初回、相手投手の立ち上がりを攻め一気に貯金を作っておきたかった中防だがクリーンナップに音無で１点のみ。
３回表、阿相の悪い癖が出て、この回先頭の相手８番打者に簡単に四球を与えてしまう。後続を捕ゴロ・投飛に抑えるも次打者のショート深めのゴロを坂内がファンブル。一
三塁となったところで、ファーストへの牽制、これが大暴投で三塁ランナー生還。ノーヒットで１点を献上し同点とされる。
４回裏、先頭坂内がセンター前にナイバッチン。小川またしても投飛に倒れるも道雄が四球を選び一死
一二塁のチャンス。ところがここで絶妙セカンド牽制で坂内が刺されてしまう。次打者山下が四球を選び二死一二塁で仕切直し。次打者吉田は初球の高めをうまく上から叩きセンター前へと弾き返す。二塁走者道雄、本塁突入！タイミングはセーフであったが相手捕手のブロックに阻まれホームベースにタッチできずアウト～。
回は進み６回表、気づいてみれば１点失ったものの、ここまでノーヒットに抑えていた阿相。この回も２番・３番を三ゴロ・二ゴロと抑えツーアウト。しかし悲劇はここから始まった…。４番打者に初安打、レフトへの二塁打を浴びると５番打者に四球を与え一二塁。何とかふんばりたかったところだが６番打者に左中間へ運ばれ失点。さらに次打者の際にワイルドピッチでの２点目。この打者は平凡なサードゴロ、しかしこれを昌一は前つんのめり一人サーカスで３点目。８番打者に粘られたあげく四球、９番打者の打球はライト前に落ち、この回計４失点。
その裏、
中防はこの回先頭の小川が右中間へヒット。道雄の初球はデッドボール。山下レフトフライに倒れるも吉田の「変な回転かかってるぞピーゴロ」は相手のエラーを誘い一死満塁のチャンス！が、８番江本三振・９番阿相三ゴロで無得点…。
ため息がこぼれる。
ゲームに夢中で時間など気にしていなかった中防ナインは最終回の守備につこうとグラウンドに出る。しかしここで相手監督から「もう45分ですけど…」 あら…終わりじゃん…。
５－１にてゲームセット。中防は綺麗なクリーンヒッットを８本も放つも１得点。一方、ミーティアーズさんは３本のヒットで４得点。緊迫した好ゲームも結果最終回となった最後のアウトひとつがとれず黒星を喫した。
これで城東リーグ３敗目。シーズン途中から終盤まで勝点小差ながらもリーグ暫定首位を走っていた中防だが前回のワンダーウルフ戦に続く連敗で現状プレーオフ進出ラインのギリギリのところまできてしまった。泣いても笑っても残り１試合、あとがなくなった中防、最終桜自転車戦に全てを託すことになる。今年のＭＬＢヤンキースが頭をよぎる…。
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